半径723mmの鑑賞録
 歴史好きな舞台女優による「古今東西、美しいもの」の鑑賞録です。 最新流行を追わなくても、「いいものは、いい」。 それを、きちんと形に残していければいいな。 ※ネタバレ注意※
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『ディパーテッド』観るならこれも観よ
2007/02/27(火)
インファナル1

リメイク版がアカデミー賞なら、本家だってもっと脚光をあびていいはずだ。
あそこまで完璧な映画は前代未聞。
(ビックリした映画No.1のあまり、生まれて初めて映画評を書いtたんだよなあ。。。)
それがハリウッドに買われた途端にアカデミー賞!?
じゃあ、あれほどの原作はなぜ無冠なの!?
と、世界中のインファナルファンがちょっぴり悔しい思いを噛み締めた昨日のアカデミー賞発表。

アカデミー賞を否定するつもりはない。
スコセッシ監督はエラい。レオだってマットだって頑張ってる。
しかし!!
だったら観て欲しい!! 本家『インファナルアフェア』

なんかねー、『七人の侍』観ずに『荒野の七人』がもてはやされてるような、
そんな哀しさを感じちゃうわけです。
あの名作が「『ディパーテッド』の原作」と呼ばれるようになるのが、
もう、つらくて、つらくて。

ストーリーはほぼ同じですが、
張り詰めた緊迫感に加え、
香港の裏街の湿度を絶妙な濃度でからめたテイストのこの作品。
主演は香港大スターのトニー・レオン&アンディ・ラウ。
この人らは、もう10年以上もトップスターを張り続けてるのに、
ビジュアルも不思議なくらい若々しくてかっこいい。
円熟味を増した演技力は言うに及ばず。
このふたりのハマり役を観てみたら、
『ディパーテッド』のレオとマットの配役が逆じゃないの?
と、つい口を出さずにはいられませんよ~。

それにしても、『インファナルアフェア』にせよ、
『イルマーレ』にせよ、現代アジアの名作が続々とリメイクされてますね。
自主製作能力の低下が囁かれているハリウッド、
目のつけ所だけはいいんじゃない?

インファナル2


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08:51 | 映画・DVD| トラックバック:0 | コメント:0

エステのからくり
2007/02/26(月)
えー、殿方のためにひとつ、エステサロンの仕組みを申し上げますと、
「エステはエステ代を取るために集客するんじゃない。
毎日の化粧品代を搾取するためにエステに通わせるんだ」

…すなわち、奥様が「1回5千円だからエステに通っていい?」と言ったが最後、
その3倍額は、奥様はこっそり日々の化粧品を購入しておられます。
賢明な読者諸兄、ご注意めされよ。

というのも、エステサロンは代理店限定の化粧品会社が経営してる場合が多く、
エステサロン自体がその広告ですので、利益は生じなくていいんですよ。
(生じてる大手エステは逆に疑って下さい。)
その分、毎日の積み重なる化粧品代こそがターゲット。
だから、「化粧品の購入は計画的に」となるわけです。

はてさて、サロンのからくりに気付く賢明な女のくせに、
可処分所得の3割を、そうしたサロンに注ぎ込んでる私。

サロンが開講するビューティセミナーに行ってきました。
必要なのは「買わされないぞ!」という強い意思。

…楽しかった~。
いつもの化粧品なのに、使い方ひとつでこんなに美しくなれるのねっ☆
新製品、予約しちゃったわー。
(↑十分、罠にハマってる。)

こうして、また搾り取られるのです。
お肌の老廃物もお金も…。

17:28 | 役者業| トラックバック:0 | コメント:0

石原氏の引退求める=黒川氏が正式出馬表明-都知事選
2007/02/23(金)
黒川さんは国立新美術館(http://www.nact.jp/)をデザインした人。

この美術館、まだ未踏ですが、ニュース等で見る分には、美術館としてはかなり画期的。
なんといっても、全面ガラス張りなのです。
美術品は照度が命。
なので、大抵の美術館は光が入らないように設計されているものですが、
この国立新美術館は湾曲した構図の上にガラス張り。
光が入りまくり!!
(現代美術展が多く企画されているので、照度に強いという面はあるのかも・・?)

ま、そんな思い切った設計をする人ですから、
今回の都知事選出馬もかなり意図が読めません。
石原氏に勝てるとは思えませんが、
個人的な意見を言えば、石原氏の票を割ってくれるなら誰でもいいです。。。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070222-00000146-jij-pol
04:50 | ニュース| トラックバック:0 | コメント:0

「さくらん」
2007/02/23(金)
さくらんマンガ

映画公開に先駆けて読んでみました。
と書評らしく書きたいところですが、役者演技の勉強の一貫です。


次回公演で花魁が出てきますので、生態研究といったところです。(自分の役じゃないんだけどさ。)

「マンガが役に立つの?」と疑問の方もいらっしゃるでしょうが、ビジュアルでわかりやすいので、風俗や言葉遣いなどかなり参考になります。
もちろん、変なマンガならば参考にしませんよ。
一応史学専攻者の端くれですので、著者の参考文献や内容を考証した上で、史実の再現に誠実に取り組んでいると認められましたので、熟読しました。
(まあ、たかがマンガ鑑賞に際して充分に考証しちゃぁいませんので、あしからず。)
『働きマン』などを読んでいても、安野モヨコという漫画家の資料収集とプロットへの情熱は信頼に値すると感じますからね。


以前、『浮世絵で見る江戸吉原』という初心者用の指南書を読んだのですが、『さくらん』は実に女郎の出世の肩書きに忠実です。

禿【見習い】→引込禿【修行中】→新造【姉女郎の付添】→部屋持ち・座敷持ち【一本立ち・客を取る】→太夫(のちに花魁)【高級娼婦】→お職【一番の売れっ妓】

以上は、表通りに構えた店付の女郎のエリートコース。上に行くほど狭き門なので、途中で脱落者も出て、新造から召使いみたいな「遣り手」になったりもします。
それでもまだいい方で、裏通りの小路にぐるりと不潔な店があり、そこでわずかな料金で相手をする鉄砲女郎として一生を終える者も少なくなかったのです。 

さて、それを予備知識に『さくらん』を読むと、これが島耕作もビックリの女の出世物語だということがわかります。


【ストーリー】

 江戸時代。吉原・玉菊楼。

 女衒に売られてきた少女は、禿「ためき」として養われる。反骨な性格により何度も脱走を試みるが連れ戻され、折檻を受け続ける。

 そのうち、姉女郎の花魁に触発され、お職女郎として生きる道を次第に選ぶようになる。

 引込禿「おりん」、昼夜金二分の部屋持ち新造「きよ葉」と出世していき、最終的には、吉原一の花魁「日暮」となる。(出世魚みたく名前が変わっていく。)

 色と金、恋と裏切りを味わいながら成長し、いつしか口の悪さと美貌を売りに人気者となっていく。



 あらすじにしてみるとシンプルになりましたが、このマンガの見所は、随所の濃厚なエピソードですぞ。
 ドラマ性豊かな女性の一代記です。
 五社監督の『吉原炎上』もかくやの女の生き様。

 そもそも、『吉原炎上』は原作も製作者もすべて男性(ちなみに、こちらの原作は前述の『浮世絵に見る江戸吉原』の著者の佐藤さんです、たしか)。
 ですから、女郎とは底辺の生き方を時代に強いられた存在との前提からどうしても抜けられないようです。
 したがって、烈しく、哀しく、そして儚く、時代に翻弄された受動的な存在として女郎を美しく描いてしまいがちなのでしょう。

 しかし、「さくらん」では、「そういう時代背景は確かにあるんだろうけど、現実として、もう女郎だし。」という潔さがあります。
 だから、女の描き方にも哀れみはないのです。女郎という職業を選んだ実態を、「女って、もっとリアルに逞しいし。」と力強い筆致で描いていきます。
 プロとしての女郎の生き方に迫るその一方で、今日びよく見かける「ホステスもリッパな職業よ!」的な妙ちくりんなプライド意識に驕ることもなく、ドラマは進んでいくのです。


 さてさて、映画は・・・・観ないかもね。
 監督が、、、、どーなんだろうなあ。カメラマンだから、絵はお墨付きでしょうけどもね。

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02:22 | マンガ| トラックバック:0 | コメント:0
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