Archive [ 200703 ] 記事一覧
旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)
東京都港区白金にある旧朝香宮本邸。 アール・デコスタイルの豪華な内装および和洋式庭園で知られる。 朝香宮って誰だー?と首をかしげたのも当然、初代一代で絶えた宮家でした。 そのわりにはどっかで聞いたことある名前だなぁと思って調べてみたら、それもそのはず「悲劇の宮家」北白川宮成久王がフランスで起こした自動車事故に巻き込まれて重症を負ったひとりでした。←当時、どんなに騒がれたことでしょうね!!タイムス...
池波正太郎『ないしょないしょ』
池波の『剣客商売』の番外編。 『剣客商売』は今春から読み始めているのにまだ読み終わりません。 図書館借り出し専門で予約なしという読書スタンスが良くないのでしょう。 そのせいか、シリーズ本編をやっと折り返しした段階で、続巻が図書館に無く、泣く泣く番外編に手を出してしまった次第。 とはいえ、本編をあまり知らなくても読めた本作。 主役は百姓出身の少女・おふく。 下女として仕えた剣客に陵辱され憎むが、そ...
青葉城の狛犬
仙台は青葉城の伊達政宗の像の下に控えている狛犬と獅子です。ご存知の方も多いでしょうが、俗に「狛犬」と呼ばれているのは、1頭が想像上の動物・狛犬で、もう1頭が獅子です。大陸から招来されたときには両者の造形は異なっているのですが、時代が下ると同化し、両方とも「狛犬」と呼ばれるようになります。しかし、江戸時代初期には再度両者を異なる形で描く形式が公的な寺社に増えてくるようです。さて、青葉城の狛犬。見た目...
原作ファンが観た『どろろ』
知名度では『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』に劣りますが、コアな手塚治虫ファンには最も人気がある未完の名作『どろろ』。 その反面、ファンには「映像化は不可能では?」と長らく語られてきた『どろろ』の実写版です。(映像化が不可能といわれた理由は、百鬼丸や魔物の実写化の困難さに加え、差別問題にあまりにも抵触するテーマであるからだと言われています。) それだけに、「映画もなかなかよかったけど、ひとこと...
名作になり損ねた『パイレーツ』2作目
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』 ご存知『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』の第2作目。果たして1作目を超えられるか!? ・・・先に結論を書いちゃうと、「超えられませんでした」。 ストーリーが複雑すぎるのが原因じゃないかなぁ。娯楽大作であるのは認めますが。 記事末にストーリーを書きましたが、メインのストーリー以外にもサブストーリーが盛りだくさん。 一見、贅沢仕様に...
それでもボクはやってない と 県庁の星 の接点
どの映画評にも書かれていますが、これは怖い映画ですね。 「痴漢犯罪の場合、容疑者は確実に有罪になる」という構造がつまびらかに描かれています。 当事者にとっては日常的にごくありうる軽微な過失。積み重なれば、なぜか転がるように無罪の人間も有罪になってしまう。 本人の過失、被害者の過失、駅事務所の過失、警察の過失、検察の過失、裁判所の過失・・・。 ハインリッヒの法則ですね。自分はいつでも有罪判決を受け...
項羽を、なぜ項羽と呼ぶのか?
前回、中国の方たちが「諸葛孔明」を「諸葛亮」と呼ぶのが一般的である理由は、歴史書は「姓+名(=諸葛亮)」で書くのが正当だからだと仮説を立てました。 すると今度は、「では、項羽をなぜ項羽と呼ぶのか?」と再質問されました。 項羽は、姓=項、名=籍、字=羽。 だから、前回の理屈だと、「中国の方も「項籍」と呼ぶはずなのに、「項羽」と呼んでいるじゃないか?」という逆襲です。 やるなぁ〜、マジで★ 想定外で...
孔明を、なぜ中国人は諸葛亮と呼ぶのか?
先日、お友達のミクシー日記に「諸葛孔明は、中国では一般的に『諸葛亮』と呼ばれます」とコメントしたところ、「諱(いみな=この場合、「亮」)は目上の者が呼ぶのを許されるのに、なぜ字(あざな)の孔明で呼ぶのが一般的ではないのか」という質問を受けてしまいました。 うーん。痛いところを突かれました。 中国史では名で呼ぶのが当然だと、漫然として疑問に思ったことがなかった。。。 中国に住んでて「諸葛孔明」とは...


