◆ 劇団オグオブ『針子のトラ!!』公演終了! 2007/06/28(木)
平成19年6月23日~24日@麻布die pratzeでの4回公演、無事に終了しました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。 公演情報はコチラ→→http://www.ogob.jp/ ![]() 今回公演は、オグオブの第12回の公演のうち最高傑作と評価していただける作品となりました。 興行師であるからには毎公演、向上していく義務があるのですから、いまさらそんなこと偉そうに言うなーって感じではありますが、それでも評価が高いというのはエンタメのバイヤーなりにホッとします。 小劇団の興亡はげしいなか、興行の意義をはかるには、やはりお客様からいただく評価しか指針がありません。 劇団運営だけで言えば、資金のあるなしなので、金に困っていない社会人が多い当劇団では運営継続していくことは可能です。(ついでに言うと、資金さえ積めばつまんない芝居も大きな劇場で打てますし、それだけで満足感がアップするお客様も多いかもしれません。) それでも芸の上でお遊び劇団にならずにここまでやってこられたのは、芸が未発達な頃から辛抱強くオグオブを見守ってくださったお客様の、きびしくも優しい批評に叱咤激励されたおかげなのです。 とはいえ、まだまだまだまだ芸は未熟。 小劇場であること、セミプロであることに卑屈(あるいは言い訳)になることなく、芸の道を一歩一歩向上させていきます。とここに固く誓うのであります。 次回からは公演の中身についてちょっとずつ回顧させてくださいませ♪ 読んでいただいてありがとうございます♪ ↓↓↓↓ ブログランキング。1日1回クリック★ スポンサーサイト
◆ 絵本 日本国憲法前文 2007/06/13(水)
作・桑迫賢太郎、文・さかいいずみ憲法の改正議論が高まっています。 第9条【戦争放棄】の狙い撃ちの議論だというのは周知のとおり。 そんなご時世ですので、「日本国憲法」の精神とはなんぞや、というテーマの本が、本屋の平積みで多く見かけるようになりました。 そんな流行りの出版物、①子どもにもわかりやすい著述形式、②前文もしくは第9条を主眼、③基本的に憲法改正反対、との特徴があるようです。 日本国憲法の前文。 みなさん、どのくらいのなじみがあるものでしょうね? 私は、法律にまじめに向き合う職業に就かなければ、一生読み通すことはなかったと思います。 第9条以上に戦争放棄と平和を願う内容だとも気づかなかったでしょうし、ましてや、その前文とかいうのはおまけじゃなく、法的拘束力を持つなんて、知らなかったことでしょう。 前文、読むと泣けます。 この本の作者もそう考え、「日常的でわかりやすい文章にした前文に、その精神をおもしろい挿絵にしてみよう。」というスタンスで絵本をつくりました。 挿絵がシュールなデザインアートなので、一見、絵と文が一致しなくて面食らいました。 が、何度か読み返すうちに、作者独自の平和への愛が挿絵から伝わってきました。 類似の他の書籍はストレートに平和路線ですが、この本はアーティスティックに平和を描いているのですね。 噛めば噛むほど味わいのでてくる平和の書です。 読んでくださって感謝☆ ↓↓↓ 人気ブログランキング 1日1回クリック。 ![]() ◆ 内輪ウケ~パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド 2007/06/10(日)
パイレーツ・オブ・カリビアン~ワールド・エンド。http://www.disney.co.jp/pirates/ えーと、これは、あの名作映画のパイレーツですか??? パイレーツのキャストと舞台を借りた別のお話なのでは?? 伏線だらけの2作目を我慢して観て、3作目はエンタメに没頭できるのかとおもいきや、「ジャックのコレは実はアレが理由でさー」って製作者が裏設定を暴露したいだけ。という無駄な部分のストーリーが多すぎて、話を複雑にしています。 作り手は楽しそうだなぁ。客を置いていってるけど。 チョウ・ユンファから海賊王のくだりまでざっくり削除して、東インド会社vsフライングダッチマン号vsブラックパール号に特化すれば、かなりおもしろい作品になっただろうに。 結局、人気キャスト頼みの構成となっていて、第3作のみでは自立しない内輪ウケな作品。2作目を見た人はなんとか楽しめる。せめて1作目を観ておきたい。 頭を使わずに、ただキャラクターと雰囲気を楽しむにはいいかもしれません。 ジャック・スパロウ大活躍編・・・というより、ジョニー・デップ大活躍編。 ジョニー・デップの多彩な演技力をこれでもかと押し出してみましたと言った演出もりだくさん。なんだこりゃな妄想世界のジャック・スパロウが頻出。ジョニーのファンじゃなきゃ引いちゃうよ~。(幸い私はファンだけど・・・くどさにさすがに閉口。) それよりも無意味に出演シーンが多かったのが、エリザベス役キーラ・ナイトレイ。かわいくて、味のある強い個性だけど、つまりは脇役キャラ。彼女に中盤までストーリーを引っ張らせるのは無理があるのに、延々と物語は続くのです。。。ぐーぐー。 そんな役どころは、主役キャラのウィルにまかせときゃいいのに。・・・って、あれ?ウィルはどこ? 存在感うすいな~。製作サイドに愛されてないな~。そもそもアンタ、第1作目はそんなキャラだっけ? ブチブチ言ってきましたが、飽くまで名作の第1作に比べ脚本と演出が…。って話。 第3作は楽しめないかというと、エンタメとしては標準以上。小ネタも効いてるしね。 とくに、終盤のウィルとエリザベスの戦闘&結婚シーンは圧巻。 バルボッサも、むっちゃかっこええ。 泣けた。こういう芝居をつくりたいんだよなあ。 パイレーツはとかくジャック・スパロウが取り上げられるけど、こうした主役の地道なかっこよさ+脇役の名演技が揃ってこそおもしろい作品なんですよね。 第1作の名作の息吹を感じるシーンでした。 多分、このシーンを観たくて、何度かワールド・エンドに手を伸ばすと思う。 つまり、主役キャラと脇役キャラのバランスやね。 ↓↓↓ ブログランキング。1日1回クリックにご協力ください☆ ![]() ◆ ムーミンと学ぼう学力トップの国 2007/06/08(金)
経済協力開発機構(OECD)の国際学力調査(PISA)で過去2回1位だったフィンランド。その教育のハウツーとはどんなものかが覗き見できるサイトがこちら。 プロジェクト・フィンランドhttp://www.projectfinland.jp/ まずはハンドルネームや年齢などを登録して、ツアー開始! こうしておけば、次回もマイページとして呼び出せますので、何度でも楽しめます。 つぎに、ツアーと呼ばれる講義を選択し、クイズに答えて、そのつどバッジをムーミンリュックに入れるという形式。 ツアーは3つ。「フィンランドの学校と仕事」「美しい環境をまもるために」「世界の中のフィンランド」。 これでフィンランドの生活を味わうことができる、というわけです。 これをクリアすれば頭がよくなる・・・というサイトではなく、ネット上の留学体験といえます。 小学校高学年~中学生が対象なので、漢字にふりがながついておらず、字も小さいところが難点と言えば難点かな・・・。 画期的なのは、全編が日本語であること。 駐日フィンランド大使館広報部が、日本人向けに作成したものなので、「日本の学校とはここがちがうね!」など、比較対照もしてくれて、痒いところに手がとどく配慮ですね。 ちなみに、イギリスやフランスでも、その公用語サイトが活用されているとのこと。学力世界トップのフィンランドには、世界中が注目しているんですね。 もちろん、全編にムーミンが登場。うちらはムーミンの国だ!!って、世界各国に開き直ったんだなあ。 そういえば、フィンランドを舞台にした邦画『かもめ食堂』で、片桐はいりが「知ってます? スナフキンは実はミイのきょうだいなんですって。いろいろあったんでしょうね。」という軽い台詞があって、「知らなかった!!」とマジ驚きしてしまいました。余談。 サイトは、緑を貴重にした美しくやわらかいアニメです。 (『かもめ食堂』でも、フィンランドの色は、淡くてやわらかい。白夜の色かな。) サンタクロースも出るんだって!! ↓↓↓ ブログランキング。1日1回クリックお願いします☆ ◆ 劇団オグオブ公演 2007/06/07(木)
「2時間もお尻が痛いのを我慢して座り続けた結果、芝居の内容が重くてゲンナリ。」 そんな経験のある方は、ぜひどうぞオグオブへ! 笑えて、笑えて、ちょっぴり泣けて。 終わってみたら結構深みがあるテーマだったね、という舞台をお約束します。 今回は、当劇団がもっとも得意とする“時代劇風ファンタジー”でお送りします! ★☆劇団オグオブ第12回公演『針子のトラ!!』☆★ ■日時:平成19年6月23日(土) 14時~、19時~ 24日(日) 14時~、18時~ (受付・開場は開演の30分前) ■場所:麻布die pratze (赤羽橋駅出口の前。東京都港区東麻布1-26-6-2F) ■料金:前売2,000円、当日2,200円 (高校生以下1,500円、受付にて要学生証提示) ※電子チケットぴあ ℡0570-02-9999、0570-02-9988(演劇専用) <Pコード:784-913>にて前売券を販売中!! ※劇団HPでもチケット予約受付中。お得なクーポンもあります♪ 劇団オグオブHP http://www.ogob.jp/ ■問合せ:オフィスオグオブ 090-1911-0614(オカベ) ★ストーリーちょっと出し★ 時は江戸の世。所は大阪。 田舎からでてきたばかりの少女ビスコは、初めて見た新町遊郭の花魁道中の美しさに心を打たれ、 「あんなステキな衣装をつくってみたい。」と決意する。 しかし、少女は引っ込み思案。 三年経った今も、古着屋でバイトをする毎日だった。。。 オグオブは社会人劇団です。 訳あって世間のしがらみを背負ってるけど、芝居から足を洗うなんざぁもってのほか!! って往生際の悪いヤツらの集団です。 だからこそ半端な覚悟でやっとりません。毎公演が一期一会。そんなこんなで公演も12回目。 こんな我らの生き様を観てみませんか? 読んでくれてありがとう!! ↓↓↓ 人気ブログランキング ![]() ◆ グエムル~漢江の怪物 2007/06/03(日)
ただの怪物映画ではありません。『ゴジラ』第1作のように(←ちゃんと観たことはないですが)社会風刺に満ちた作品です。しかも、シニカル以上に笑いも豊富と言う、娯楽志向の作品でもあります。もちろん、怪物ものらしくスリリング。 製作者のメッセージがわかりやすく、しかも映画としておもしろい。 これぞ、エンタメ。まちがいなく、星5つの作品です。 風刺は、保守的な日本人にはちょっとつくれない、ってなくらいにストレート。 他国の領土に汚染物質を垂れ流しても悪影響がないと言い切る、ご都合主義のアメリカ。そんな気分次第のアメリカに唯々諾々と押し切られる韓国。悪意のない環境汚染が生んだ怪物グエムル。いばりくさって賄賂まみれの公務員。医者は神様。軍事政権から民営化を奪取したかつての大学生たちのなれの果て。心が離れた家族。 そんな韓国の諸問題を、わかりやすいパロディで笑わせてくれます。 絶妙です。痛烈です。なんだか、歴史の教科書に載っている風刺漫画みたいです。 主役のカンドゥ役に韓国一の名優ソン・ガンホ。見るからに身体が痒くなりそうな、ぐうたら演技。むむむ、役者として負けてられない。というくらい、絶妙の演技力プラス ユニークなオーラを持っています。 ただ、日本人ウケはしないビジュアルですね。(韓国と日本は美意識がすれ違ってますよね。) 気に入ったのは、叔母役のペ・ドゥナ。田畑智子にそっくりの親しみやすい顔。彼女も若手の名優で、どうやら上野樹里のような「ちょっと風変わりの元気少女」が得意分野。本作では、アーチェリーの銅メダリストながらトロくて寡黙な役まわりを好演しています。 余談ですが、この作品は日本で評判が悪かったそうで、韓国の社会背景を知らない日本人が多いからというのもその理由のひとつだとか。 『パッチギ!』を理解できなかったと言われてショックを受けたばかりだったこともありまして、考え込んでしまいました。 自分を事情通だなどとはちっとも思いませんが、隣の国の事情(日本の事情かもしれません)を知らないというのは、やはり恥ずかしい。無知に気づいて、それでも知ろうとしないことは、もっと恥ずかしい。 映画を観て、知らない話題はちょっと調べて。そんな小さな積み重ねは今からだって始められますよね。 私もこの作品を観て、韓国の民主化と学生運動の関係を調べてみようと思いました。 読んでくださってありがとうございます。 ↓↓↓ ブログランキング 1日1回クリック。 ![]() ストーリーを知りたい方は。 →→→→ ◆ 政治ポジションテスト 2007/06/02(土)
政治ポジションテスト (Yahoo!みんなの政治から引用)http://seiji.yahoo.co.jp/feature/toitsuchiho07/position/index.html 政治的・経済的考え方が、全体のどのポジションにいるかを診断してくれます。 このテストの優れた点は、Yahoo!Japanという大きなサイトで運営しているぶん、テスト参加者が多いので、集計に信頼性が持てるというところでしょう。 (それにしたって、こんなの自主的にやる人は政治に関心がある人が圧倒的でしょうけども。) また、地域別・性別・職業別でテスト結果を参照することが出来るので、自分の属性を検証することも出来ます。 ちなみに私は何度やっても「リベラルかつ小さな政府を目指すタイプ」で、「政治・経済・社会の進歩に敏感で、セイフの介入をなるべく小さくしつつ変革を進めることが大事という考え方をもっている」とのことです。 わたくしめの結果・・・近い考え方の政治家は、クリントン・ブレア・青島幸男だそーです。 http://seiji.yahoo.co.jp/feature/toitsuchiho07/position/kekka.html?px=5&py=1 読んでくださって感謝!! ↓↓↓ 人気ブログランキング ◆ |
[ PROFILE ]![]() ◆NAME : のんゆり ◆劇団オグオブの女優です。 劇団オグオブHP>>> http://www.ogob.jp/ [ CALENDER ]
[ ENTRIES ] ◆劇団オグオブ第18回公演 「鬼狩愚連隊、参上!」 ◆オレンジジュースに罪はない ◆パクチーズ ◆ふりむけばカムロちゃん ◆政見放送 [ ARCHIVES ] ◆2016年10月[1] ◆2014年10月[1] ◆2014年07月[1] ◆2014年03月[1] ◆2013年11月[3] ◆2013年01月[1] ◆2012年10月[1] ◆2012年04月[1] ◆2012年03月[2] ◆2011年08月[1] ◆2011年06月[1] ◆2011年01月[1] ◆2010年12月[2] ◆2010年11月[1] ◆2010年10月[1] ◆2010年09月[3] ◆2010年08月[1] ◆2010年07月[4] ◆2010年06月[6] ◆2010年05月[2] ◆2010年04月[2] ◆2010年03月[9] ◆2010年02月[2] ◆2010年01月[5] ◆2009年12月[5] ◆2009年11月[1] ◆2009年10月[4] ◆2009年09月[3] ◆2009年08月[1] ◆2009年07月[3] ◆2009年06月[5] ◆2009年05月[2] ◆2009年04月[4] ◆2009年03月[2] ◆2009年02月[5] ◆2009年01月[2] ◆2008年12月[2] ◆2008年11月[3] ◆2008年10月[4] ◆2008年09月[1] ◆2008年08月[8] ◆2008年07月[4] ◆2008年06月[4] ◆2008年05月[3] ◆2008年04月[7] ◆2008年03月[12] ◆2008年02月[10] ◆2008年01月[14] ◆2007年12月[11] ◆2007年11月[14] ◆2007年10月[20] ◆2007年09月[12] ◆2007年08月[4] ◆2007年07月[8] ◆2007年06月[7] ◆2007年05月[8] ◆2007年04月[10] ◆2007年03月[8] ◆2007年02月[4] [ COMMENTS ] ◆ゆうみん[04.16] ◆TMO幸手(なが)[04.07] ◆Maki[04.03] ◆通りすがり[08.17] ◆ざちう[06.09] ◆のんゆり[08.22] ◆Normal13[08.06] [ TRACKBACKS ] ◆まとめteみた.【沖縄国際映画祭】[03.29] ◆映画レビュー「トイ・ストーリー3」[09.08] ◆ザ・ウォーカー[07.19] ◆『インビクタス/負けざる者たち』お薦め映画[04.01] ◆月曜ですねー><[05.18] [ LINKS ] ◆劇団オグオブ ◆劇団オグオブ稽古場日記 ◆夢をかなえるブログ ◆さびぬき王子の三の丸 ◆明日は明日の風が吹く ◆オグオブ裏ブログ ◆舞台女優のアートな備忘録 ◆mixi ◆まあ待て、ブログを借りる前にここを読め。
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