半径723mmの鑑賞録
 歴史好きな舞台女優による「古今東西、美しいもの」の鑑賞録です。 最新流行を追わなくても、「いいものは、いい」。 それを、きちんと形に残していければいいな。 ※ネタバレ注意※
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ホリディ
2007/10/29(月)
公式HP> www.holiday-movie.jp/top.html

 会社社長のアメリカ女性と、出版社OLのイギリス女性。失恋したばかりのふたりは住まい交換サイトで意気投合し、お互いの住居を2週間交換した。ふたりはそれぞれ新天地で素敵な男性に出会うも、遠く離れた国でのショートステイ、先の見えた恋だからと足踏みしてしまう。

 舞台設定もおもしろいですが、俳優の演技がまた良い作品です。
 主役の4名は個性的なのにナチュラルで、つい感情移入してしまいます。4人も主役がいると誰かがミソだったりするものですが、この作品は全員の演技力のバランスが良く、観客をぐいぐい引きこんでいきます。

 キャメロン・ディアスジュード・ロウケイト・ウィンスレットは見目かたちも美しく、この人たちが恋物語の主役になれるのは当然。
 一方で、ジャック・ブラックはお世辞にもハンサムとは言えないタイプです。 
 しかしながら、このジャック・ブラックがとてもチャーミング。お茶目で、ノリが良くて、そして誠実で、モテ男なのも思わず納得です。
 ぶさいくがモテるにはキュートさが必要だとすれば、女優がモテぶさいくを演じるより、男優がモテぶさいくを演じる方が、分が悪いはず。
 しかし、ジャック・ブラックは嫌味のないモテ男を見事に演じきっているのです。


 また、演出のおもしろさも格別です。
 イケメンのジュード・ロウが夜はダサ黒ぶちメガネをかけたり、ナプキン男のシーンが長い尺だったり、キャメロン・ディアスが音痴だったり、俳優の人間くさい演技を存分に引き出しています。
(余談ですが、キャメロン・ディアスが日本でまだ知名度が高くなかったころ『ベスト・フレンズ・ウェディング』で超音痴の婚約者を好演しています。とてもキュートにジュリア・ロバーツの向こうを張っていますので必見です。)

 それと対照的に、映像でなければできない効果をねらった演出も光っています。
 映画予告編集者のキャメロン・ディアスの悩みを映画予告風にナレーターがしゃべりだしたり、ケイト・ウィンスレットが過去の思い出に引きこもるときにカーテンの開閉をつかって暗転するなど、キャストの心情を絶妙に表現する効果を多用しています。

 終幕まで2時間、一度も時計を見させなかった映画も久しぶりです。
脚本力・俳優力・演出力すべてに満足できる作品となっています。


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ホリディ


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ペール・ギュント
2007/10/28(日)
 佐倉フィルハーモニー管弦楽団 第47回定期演奏会に行きました。

 ロマンティックなシベリウス『フィンランディア』
 ドラマが目に浮かぶグリーグ『ペール・ギュント』第1組曲・第2組曲。
 完全無欠のベートーヴェン『交響曲第5番ハ短調「運命」』
 アンコールにはちょっと不向きだった、シベリウス『悲しきワルツ』
 私のように音楽に疎い人間にもわかりやすい選曲です。

 ベートーヴェンの、特に交響曲は完璧すぎて得意ではありません
 大きなダイアモンドを突きつけられたような緊張感がある・・・と考えるのはシロートだから?
 モーツァルトみたいな遊び心があるほうが、同じ完璧さでも好きだな。ルートヴィヒったら生真面目すぎるわ~。
(ちなみにこの2人の関係は、織田信長と豊臣秀吉の関係に良く似ていると思うのも私だけでしょうか。)
 
 とはいえ、この曲はオーボエがとても良かったのです。
 ソロのオーボエは、文句なしに超セクシー
 フルートとの1対1のパートも、まるでソプラノとテノールの恋人達ふたりが語り合っているかのようにロマンティック。
 つい、うっとりとしてしまいました。  

 
 ところで、「ペール・ギュント」の「朝」…とは、よく目にするのですが、ペール・ギュントが人の名前だということを今回初めて知りました。
 イプセンの戯曲『ペール・ギュント』
 自由奔放なペールは。ソルヴェーグという美しい婚約者がいるにも関わらず故郷を出て、他人の花嫁を略奪し、山の魔王の娘を誘惑し、アメリカで財を築くが船が難破し無一文に。
 故郷では、既に白髪となったソルヴェーグがペールを迎え、その膝枕でペールは波乱に満ちた生涯を閉じる。
(パンフレットより抜粋)

 ・・・最悪なヤツです。ペール。
 あの爽やかな「朝」を聴いても、もはや二度と気分爽快にはなれないことでしょう。



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ペール・ギュント


23:16 | 博物館・美術館| トラックバック:0 | コメント:2

フィラデルフィア美術館展
2007/10/25(木)
@東京都美術館
http://www.phila2007.jp/

 アメリカ・フィラデルフィア美術館が収蔵する、印象派および20世紀のヨーロッパ画壇の巨匠や、アメリカ人画家47作家の油彩画の展示。キュビスムの展示が多いのも特筆に価する。

 展示担当の方の挨拶文(公式HP)にもありますが、「よくぞ気前良く貸してくれた!」と感謝するほど、著名な画家ばかり。
 ルノワールの裸婦(『大きな浴女』)が初来日と話題です。そのほかにも『ルグラン嬢の肖像』の超絶美少女ぶりなど、本展覧会の目玉はルノワールでまちがいありませんが、ルノワールは苦手なので(前述『今さらながらオルセー美術館②』参照)、お気に入りの他の画家について書きたいと思います。


エドゥアール・マネ
 最愛の“マネの黒”は必見。特に『キアサージ号とアラバマ号の海戦』は、マネお得意の海が主役です。
 底の見えない黒さ、日の光をあびて透き通る碧さ、激しいうねりの蒼さ。それらが絶妙に描き分けられ、荒れ狂う大海をつくりあげます。さらに軍船の黒が、絵画全体を引き締めています。
キアサージ号とアラバマ号の海戦



エドガー・ドガ
 ドガといえば踊り子ですが、今回は絵でなく、ブロンズ像。ドガの踊り子への愛が伝わってきます。
 もう一点、『室内』は映画のワンシーンを見ているかのようです。照明の薄明かりの室内、ドアの前に立ちふさがる男と、男を拒むように白くやわらかい首筋をさらけ出す女。照明の光の円の外にあって見えない二人の表情が、張り詰めた空気を生み出しています。
室内



アンリ・マティス
 年代によってさまざまな画風を描いてきたマティスの3点が来日していますが、『青いドレスの女』は秀逸。
 晩年の切絵の技法に到達する直前の作品で、油彩画ながら、後代を彷彿とさせる斬新な色づかいが美しいです。
青いドレスの女


ジョアン・ミロ
 シュルレアリスムは好きで、このたび来日したマグリットもキリコも大好きです。
 しかし、初めて知ったジョアン・ミロの『月に吠える犬』の愛らしいことと言ったら!
 暗闇に描かれたマヌケ顔の犬と月とはしご? 画家のなぞの言葉「そんなことは知らないよ!」の落書き。
 絵をナマで見ないと味わえないこの宇宙を、ぜひ会場でごらんいただきたいものです。 
月に吠える犬


ジョン・スローン
 アメリカ人画家をこれほど一挙に味わうのは初めてです。なんだか合理的な絵柄と感じられ、映画の看板のテイストがあるのも気のせいではないでしょう。
 なれば、ジョン・スローンの『ニューヨーク6番街30番通り』は社会派映画かもしれません。
 華やかな大通りを、ビール片手にさまよう初老の女。下着同然で冬の街をあるく彼女を、おしゃれな若い女たちが失笑する。それにつられ、通りすがりの男たちも、口唇をゆがめて酔っ払いの女を見やる。
 格差が人の心にも根をおろした瞬間をとらえた名作です。
 

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ルグラン嬢の肖像


02:21 | 博物館・美術館| トラックバック:3 | コメント:4

大徳川展
2007/10/23(火)
 @東京国立博物館
 http://www.daitokugawa.com/
 
 徳川将軍家、尾張・紀伊・水戸の御三家および東照宮に伝えられてきた徳川家のゆかりの品々300余点を展示。
 「将軍の威光」武器武具など家康や直系藩主が愛した品々。
 「格式の美」将軍家に献上され、儀式に用いられた茶道具・能道具・絵画。
 「姫君のみやび」将軍家に嫁ぐ者、将軍家から嫁ぐ者。姫君のお輿入れ道具。


 お宝といえば、その物本来の貴重さ・希少さはもちろん、その由緒正しさも重要です。
 その点、今展覧会に揃った品々は、その物のよしあしも、由来も一級品。
「天下の逸品を収集し、保管し、後世に引き継いだ。徳川家はミュージアムの役割も果たしている。」なるほど、納得です。
 無数の国宝・重要文化財が揃い踏みというのは非常に貴重。お金も時間もかけて全国をまわらねば見られないお宝を一挙に味わえます。

 また、この展示を観ると、徳川家康観が変わるかもしれません。
「南蛮かぶれの織田信長、派手好きの豊臣秀吉、質実剛健の徳川家康」というのが私の従来のイメージでしたが、家康の子ども時代からの鎧コレクションを見る限り、家康こそ極度に南蛮かぶれで、合理的な性格だけど、ここ一番ではキンキラキンの華やかな意匠のものを好んだのがわかります。
 また、戦や政務に明け暮れていたにちがいないのに、名物茶道具や伽羅木の蒐集、そして健康にも異様な執着を示し、熱心に研究を重ねていたモーレツなパワーを持った人物だったこともうかがえます。
家康所有 歯朶具足(重文)


 鎧や馬印、メガネや茶器、鉛筆にいたるまで、数多く遺された家康所有の品々。
 それらは東照宮様の遺品として御三家を始めとする子孫に形見分けされ、それぞれ家宝として大事に受け継がれました。
 将軍は遺品を授けることで東照宮神の子孫であると由緒づけ、その遺品の格付けで徳川宗家を頂点にしたヒエラルキーを自覚させる。
 家康の神格化は一族の結束を高め、巨大な同族経営で政権を維持しました。遺品の数々を目の前にして、それこそ家康が画策した国家運営であったのだと、実感したのでした。

 なお、家康のタヌキ親父など知るかというかたには、ロマンチックな国宝のラインナップがオススメです。
 「源氏物語絵巻 東屋一(期間展示)」や3代家光の娘の嫁入り道具「初音蒔絵調度一式」などは姫ゴコロをくすぐりますし、千利休が切腹の日に作製した「竹茶杓・銘 泪」にも泣かされますよ。


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大徳川展


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マリー・アントワネット
2007/10/21(日)
 公式HP > http://www.ma-movie.jp/

 19世紀フランス・ブルボン朝最後の王妃、マリー・アントワネットの伝記映画。
 オーストリアからの輿入れの日から、フランス革命勃発直後のテュイルリー宮移送までの、ヴェルサイユ宮殿での生活を描く。
 2007年アカデミー衣装デザイン賞。



 私がはじめて買ってもらったマンガは『ベルサイユのばら』です。
 今思うと、小学1年生にこんな大人っぽいマンガを与えるとは、風変わりな父だと思います。学習マンガとでも誤解したのでしょうか。たしかに歴史好きな少女に育ったのはマンガの影響です。父の思惑にはまったような気がしてなりません。
 この『ベルサイユのばら』も、本作『マリー・アントワネット』も、シュテファン・ツヴァイクの傑作『マリー・アントワネット』に基づいて描かれています。
 したがって、内容は非常に共通しており、史実にもかなり忠実です。


 この映画のおもしろいところは、ヴェルサイユの生活に限定したストーリーという点。
 通常、マリー・アントワネットの伝記であれば、むしろこの後のヴァレンヌ脱出やタンプル塔の投獄、ギロチンでの処刑がメインになりそうなものですが、この映画は本題に入る前に終幕している。
 日本人の感覚で言えば、赤穂浪士が吉良邸に集結する前に「完」を迎えたようなものです。

 その肩透かし感が大ブーイングを受けた本作ではありますが、逆にそれで、ひとりの女としてのマリー・アントワネットが浮かび上がってくる点が、こりゃ一本とられたな~と驚かされます。
 たったひとりで敵国に送り込まれ、気負ってもなかなか世継ぎはできず、優しいけれど夫としてはすれちがいばかりでつい他の男に目移りもして、ストレスで浪費に走ってしまう。
 普通に愚かで、どこにでも存在するひとりの女性としてのマリー・アントワネットを描きたかったのだとよくわかります。だから、「悲劇の王妃」になりかねないエピソードはばっさりカットしたのでしょう。
 「オンナノコ映画」を撮らせたら定評のあるソフィア・コッポラ監督らしい秀作です。

 おなじく定評のあるBGMも必聴です。
 舞台はクラシックなのに、BGMはパンクです! それが伝記映画にありがちな重厚感を払拭しています。しかも世界観をちっとも壊していない。
 この絶妙なバランス、とても斬新でびっくりしましたよ。おしゃれなバーで流してもらいたいDVDですね。

 
   読んでいただいて感謝です♪
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マリーアントワネット


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鹿児島歴史たび 12 「鹿児島グルメ」
2007/10/17(水)
 来た! 見た! 食った!!
 鹿児島たびラストは、やっぱグルメ。
 鹿児島限定の郷土料理チェーン店『そば茶屋吹上庵』で、思い残すことなく食い尽くすのだ~!
そば茶屋


「豆腐そば」
 そばに豆腐いれないでしょ、ふつー。淡白すぎない?
 しかーし、ここに名物・柚子ワサビを混ぜると、あら不思議、新感覚のさわやかな味に!
 じゃがいも飯とセットでめしあがれ♪
豆腐そばといもご飯


「地鶏そば」
 地鶏はお刺身でもいただけます。
 お刺身もコリコリしておいしかったけど、煮ても、しっかりした歯ごたえ。
地鶏そば


「豚みそ 黒豚冷しゃぶ」

 黒ぶたは甘い!! 自然な甘みがあって、何をつけなくてもいけます。
 その豚を刻み、味噌にあえ、はんなりとあまーくしたドレッシングをかけて・・・絶品!
 上品というより素朴な甘さ。それが、九州の味です。

「きびなご」
 子どものころから食べていたので気づかなかったけど、きびなごは九州名産みたいですね。
 鹿児島の特産品です。産直だから、鮮度抜群。みごとに透き通っています。
きびなごと豚みそ


「げたんは」 
 こちらのお店でいただいたのではありません。近くのファミマでおみやげに買ったのです。
 砂糖を食するのを禁止されていた庶民が、「おやつに見えないおやつ」をこっそり作りました。それが、げたんは。
 禁止されていたとはいえ、これほどふんだんに砂糖を混ぜられるのは、全国でもここだけだったでしょうね。さすが、琉球貿易の薩摩。
げたんは


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鹿児島歴史たび 11 「クマソの穴」
2007/10/17(水)
 クマソをご存知でしょうか?
 では、ヤマトタケルノミコトは?

 ここで日本神話をご紹介。
 景行天皇の息子、オウスノミコト(小碓命)は、父に命じられ、南九州を支配していたクマソ(熊襲)を征伐に鹿児島を訪れた。
 女装したオウスノミコトは、クマソの酒宴に忍び込み、首領・カワカミタケルを誅殺した。カワカミタケルは死ぬまぎわに「あなたは日本一強い。私の名にちなみ、これからヤマトタケル(日本武尊)と名乗れ。」と遺言する。
 以後、ヤマトタケルは父王の下命により、死ぬまで日本各地の征伐に明け暮れることになる。


 悲運の王子・ヤマトタケル伝説のスタートがここ、鹿児島のクマソの穴です。
クマソ穴入口

(写真の上半分の岩をくぐって奥に行くと、上穴が見つかって岩の裏にもぐれます。)
 本当にこの穴がカワカミタケルの住まいだったかというと、かなりマユツバものです。
 海に近いわけでもない内陸だし、高台に過ぎるし。広範囲にわたる支配権を持っていた部族が住むに適していません。おそるるにたらぬ小部族だったという説もあるから、どちらかといえばそっちかな。


 それでも、この穴の構造はすごい!! ロマンを感じさせるのも無理がないのです。
 山中の大岩の下をもぐると、直径1メートルたらずの穴道。そこを上方向にのぼること2メートル、そこには50畳くらいの岩部屋が!!
 オール自然造ならば伝説もマユツバですが、たしかに人の手を大掛かりに加えた痕跡があり、力をもった人物の指示によるものと想像されるのです。
 第1室の奥にはさらに広い部屋があるらしいのですが、細い坑道には大きな大きなコウモリがたくさんいて、バッドマン並みに襲いかかってくるので、侵入を断念。。。

 そのかわり、カワカミタケルの岩のベッド(くだんの酒宴は、「祝ベッドができた!ホームパーティー」だったそうな。)と、その上の祭壇を撮ってきました。
クマソ穴内部

 ええ、実は、地主さんのご趣味か、巨大な穴室一面、古代チックな極彩色でペインティングされてまして。
 穴は地主さんのものですから、いやもう、そのへんは好きに描いてくれて結構なんですが・・・・、
 無料で拝見させてもらって言う義理もないんですが・・・・、
 そのぉ、・・・・「はやりのラーメン屋みたいです!!」
 「はい、よろこんで~」って聞こえてきそうな擬似オールドジャポニズムな絵柄のまえには、悲運のヤマトタケルも、誇り高き領袖・カワカミタケルもぶっとんでしまうのでした。


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鹿児島歴史たび 10 「ここは・・・宮崎?」
2007/10/17(水)
 3日目。最終日にたどりつきました、もう少々おつきあいください。

 旅館松苑さんから「風景がきれいですよ」とお墨付きの「高千穂牧場」へ。
高千穂牧場2

 昨日訪れた新・霧島神宮のすぐそば。
 ・・・なのに、あれ? 「宮崎県都城市・・・」? ここは宮崎だっ! 宮崎に来てしまった~!
 霧島山は鹿児島と宮崎のまたがっており、知らないうちに、県境を越えていたらしい。
 同行の鹿児島っ子もびっくり。

 宮崎ついでに、名物知事おすすめのものでも食べてやるか。個人レベルで経済支援。
 日向夏・・・ってどう読むんだ? 「ひ、ひゅうがなつソフトクリームください」
 どうやら当っていたらしい。氷→日向夏ゼリー→ソフトクリームを、カップにざっくり突っ込み始めた。
 さすが牧場、ソフトが濃厚でおいしいです。
日向夏ソフト


 馬や羊と遊んだ後、草スキー場へ。
 ・・・・言葉にあらわせないくらい、絶景なんですけど。

 高千穂の峰とお釜を昨日と90度横から見る位置にあたるのですが、とにかく美しくて。
 いやもぉこれは、棲んでるね、神は。
 ねっころがって、まじりっけのない日差しをあびて、終日いても飽きない。

 雲は頭のすぐ上にあって、緑は輝いていて、「ハイジのアニメはまちがってない。」と確信しました。
 とりあえず、「クララのばかぁ!!」ごっこは必須です。


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高千穂牧場


06:28 | 歴史| トラックバック:0 | コメント:0

火星ローバーコンテスト
2007/10/16(火)
 最近、意外なところで「ブログ読んでるよ」と言われて恐縮することが多いです。
 ネットの世界は恐いなー。滅多なこと書けません。
 なので今日は手堅くミュージアムの話題を。


 千葉市科学館が平成19年10月20日にオープンします。
 千葉市科学館HP> http://www.kagakukanq.com/

 科学は苦手だったのですが、実験はわけもわからず好きでした。
 ハンドルをまわすと鉄の玉が坂をのぼっていく(磁力)とか、Aの液にBの液を混ぜると色が変わる(化学反応)とか。
 わけもわからずでいいじゃん。楽しければね。という、「遊べる器具」がたくさんそろったミュージアムが千葉にもできました!!
 これで上野の国立科学館や、四谷の科学技術館まで足を伸ばさなくても遊べますよ~。

 ここでオープン記念におこなわれるのが、「火星ローバーコンテスト in千葉」
  日時   : 平成19年12月1日(土) 午前10時
  応募〆切 : 平成19年11月11日(日)
  イベントHP> http://www.kagakukanq.com/event/index.html
  コンテスト詳細(PDF)> http://www.kagakukanq.com/images/pdf/pre071201.pdf

 火星ローバーってなに?
 業界では常識なのか説明が付されていないのですが、とにかく火星を想定したでこぼこ道を走行できるロボットを競争させる大会と見ましたぞ。
 イメージはロボコンの直線競争でまちがっていない(はず)。
 ご興味がある方はチームを組んで、レッツ・ローバー!!

 同時開催中の「宇宙へチャレンジ~きみもいつか宇宙へ~展」もよろしくね。
 千葉はロケット発祥の地。糸川博士のペンシルロケット~。
 我がマネージャー殿はJAXAのペンシルロケット展で、みごと全国入賞したこともあるんだぜ!(プチ自慢)


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火星ローバー


06:09 | 博物館・美術館| トラックバック:0 | コメント:0

佐倉の秋祭り
2007/10/13(土)
 千葉県・佐倉の秋祭り(平成19年は、10月12~14日)に行ってきました。
 江戸時代からの歴史があり、大小さまざまな神輿が城下町の細い道を練り歩く江戸前のお祭りです。

 神輿


 佐倉は江戸の東を守る要衝であったため、佐倉藩主は老中格の徳川一族・譜代大名が務めています。
 数ある歴代藩主のなかでも、佐倉のまちのひとが未だに「うちの城主」とあがめているのが、幕末まで藩主をつとめた堀田家です。
 うち、最後の藩主・堀田正睦は老中となり、蘭学の普及につとめて順天堂を開かせたり、日米修好通商条約を締結したりした明主として知られています。

 その堀田家の菩提寺が甚大寺
 佐倉市の重量文化財で、堀田正睦公をはじめ名君三代の巨大な墓碑には目を見張ります。
 堀田家ただひとつが檀家さんです。
jindaiji


 甚大寺の住職さんとは懇意なので、祭りの日にはあがりこんで、ご本尊の毘沙門天が見下ろす本堂で、樽酒やごちそうをいただきます。
 罰当たりじゃないかな~と思うのですが、住職が率先して騒いでるので、まぁいいんじゃないでしょうか。
 
 甚大寺は最上町の神輿の発着地。
 祭りが終わる夜9時過ぎには、城下町を練り歩いた神輿が帰ってきます。
 その神輿は、甚大寺の現住職のご祖父さまが喜納したものなのだと、同じく本堂で呑んでいた最上町のオジサマが教えてくれました。
  神輿は分解され、本堂に納められて、この祭りの3日間を過ごすのです。


 余談ですが、最近の夜店には「ケバブ」が流行っているらしい。中東風のおにーさんが売ってると、つい財布のひもを緩めてしまう。

   
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kebabu


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鹿児島歴史たび 9 「霧島温泉郷」
2007/10/11(木)
 2日目の夜の宿泊は、天下の霧島温泉
 九州人にとったら、霧島温泉は夢ですよっ。わーい。

 館「松苑
  http://www3.pref.kagoshima.jp/kankou/stay/shosai/89/
 純和風の上品な館でした。ごはんはもちろん、部屋食だーい。
 露天風呂からねっころがって臨める霧島山系が最高。
旅館から

夕食


 火山のふもとで湧き出る温泉のため、霧島温泉郷とひとくくりに言っても泉質はさまざま。
 松苑さんのお湯は、ばっちり硫黄が効いていました。色は当然、乳白色。
「ネックレス、色、変わってない?」
 ぎゃー。やっちまった!! 肌身離さずつけているシルバーのネックレスが、かなしき黒色に。
 仲居さんにも「うちは成分が強すぎて・・・」と悲しい顔をされてしまい、ぐっとその場は耐えましたが、
 ほんとうはむっちゃせつなかったよー。
 銀色、カムバーーーーーック!!!


 この成分の強さを証明する写真を2枚。

松苑さんから車で1分。丸尾
 霧島の有数の名ですが、普通のとちょっと違う。流れているのは、お湯なのです。
 温泉の成分により、流域の岩が赤々と変色しています。
冬に訪れると、湯気がたっているのが見えるそうです。
丸尾の滝


松苑さんから車で5分。ただの道路脇。
 ふつうに運転していたら、いきなり道路の両側が地獄に!!
 硫黄のにおいが激しくたちこめ、雲かとみまがうほどもうもうと沸く湯気。
 その湯気の下は、ぼこぼこと音をたてる源泉です。たまに爆発して、1メートルくらいの高さまで、ざばーん。
 当然、道路以外は進入禁止。踏み込めば、命の保障はありません★
道地獄



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鹿児島歴史たび 8 「2つの霧島神宮」
2007/10/11(木)
 高千穂河原ビジターセンターの脇には(古)霧島神宮の参道が続きます。
 ゆるやかな傾斜をのぼっていくと、お釜のふもとにたどりつきます。ここが、(古)霧島神宮です。
「日本」のスタートの地、悠久ロマンのみなもとです。

(古)霧島神宮
 天孫降臨の地を祀る、6世紀創建の神宮。高千穂峰の2度の噴火による火砕流で焼失。14世紀にふもとの現在の地に移築された。現在は岩の祭壇がのこり、11月1日に天孫降臨の祭祀がおこなわれる。

古霧島神宮

祭壇


 火山の噴火で消えた神殿。ボンベイの都をほうふつとさせますね。
 お釜から流れてきた火砕流の痕はいまなお赤黒く、往時の悲劇を伝えます。
 眼前に荒々しいお釜と高千穂峰、後背に緑のゆたかな中岳。自然美にはさまれ、静謐という言葉がぴったりの場所でした。


(古)霧島神宮を堪能したなら、(新)霧島神宮に興味が湧くのが人の常。

(新)霧島神宮
 霧島山の噴火により焼失した(古)霧島神宮を、約500年前にふもとに移築したもの。現在の社殿は第21代島津藩主・島津吉貴が、1715年に建立・寄進。

新霧島神宮

新霧島神宮2

 古いほうを見てしまうと、「新しすぎて伝統を感じない」なんて思ってしまいますが、いやはや全国的に見れば有数の古神社です。
 なにしろ、建物すべてが国指定重要文化財
 巫女さんですら、そんじょそこらの神社とは格が違います。髪飾りや足袋にいたるまで凝った装飾がほどこしてあり、マニア垂涎の1級品なのでした☆(写真撮ればよかったなあ)
 ご神木の「槇」は、とても背が高いのですよ~。
神木


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フラガール
2007/10/10(水)
 地上波初登場の前に掲載する予定が、ネタを忘れて間に合わなかったとほほレビュー。

公式HP>http://www.hula-girl.jp/

 炭鉱のまちに、町おこしとして建設中の常磐ハワイアンセンター。
 フラダンサー育成所に入団した少女たちと講師として招聘された元フラダンサー、彼女らをとりまく炭鉱で働く人々は軋轢から団結までを描く。はたしてオープンにこぎつけられるのか。


 設定がいい。フラがいい。演出がいい。どこをとっても圧倒的です。
「いい映画を観たな~」と満足させられる作品。
 これ以上、くどくど述べる必要ない100点満点の作品なので、お気に入りの部分だけオススメ。

セピアと極彩色。
 映画の大半はセピアがかった映像です。これは、炭鉱の暗い生活や、うまく軌道に乗らないフラダンサーの心情を反映しています。
 炭鉱で働く人々が懐柔するころから画面が明るくなっていき、クライマックスのオープニングダンスで一気に照度があがります。
 極彩色の衣装や舞台装置とあいまって、非常にまぶしく新鮮に感じるという、視覚的効果をねらったフィルムとなっています。
 
ちょっと社会派。
 閉鎖にせまられた炭鉱の町が舞台なので、そこでの過酷で昔かたぎな生活も描かれています。(エンタメとして小うるさくないところが巧みのワザ。)
 リストラ、落盤事故死、町おこし、家庭内暴力、ふるい女性像(水着はふしだら。)・・・。
 奇しくも公開当時、北海道夕張市が行政破綻しましたので、おなじく炭鉱の町の末路という点で、我が生業の世界では話題沸騰の映画でもあったのでした。

役者陣
 どの役者さんもよいです。配役のバランスよし。
 特に、清純派の富司純子がケガレ役の肝っ玉母ちゃんを好演していたのは印象的。鑑賞2回目というのに、また同じところで富司純子に泣かされました。
 それから、個人的に大好きなのが、子連れのフラガールを演じた池津祥子
『池袋ウエストゲートパーク』で窪塚洋介のロシア人っぽい愛人を演じた女優さんです。
 今回も、二の腕ぷるぷるでフラを舞い、南海キャンディーズのしづちゃんとも一味違うブサイク役を楽しそうに演じています。


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鹿児島歴史たび 7 「天の逆鉾」
2007/10/09(火)
 霧島屋久国立公園。
 1934年に、瀬戸内海国立公園、雲仙国立公園と並んで最初に定められた国立公園です。(当初は「霧島国立公園」。)


 霧島温泉郷を過ぎるあたりからは、ひとの手が入っていない清々しさがただよってきました。
 くねくね山道で目指していたのは、霧島連山の登山基地、高千穂河原です。
 高千穂河原からは山頂までの登山道が始まります。装備がなくトレッキングはしませんでしたが、おりしも敬老の日、高齢者・お子様連れのご家族が登山する姿がふもとからずっと辿れたのが印象的でした。

 ビジターセンター→古霧島神宮跡→お釜(火山口)→高千穂峰山頂(1,574m)。
高千穂河原


 高千穂河原からは傾斜の関係で残念ながら肉眼ではのぞめませんが、山頂には天の逆鉾が刺さっています。

 天の逆鉾
 古事記に書かれた天孫降臨の神話にもとづく。日本という国をつくり統治するよう命じられた天照大神の孫、ニニギノミコト。天から降りてきたニニギノミコトは、その霧島の山並みの美しさに感銘をうけ、山頂に突き刺したのが天の逆鉾である。


 いつ誰が刺したかわからない逆鉾ですが、昔のひとのシャレもかなりきいていますね。しかもデザインが前衛的。この写真は、ビジターセンター内の「登ったつもり山頂模型」。
>天の逆鉾


 日本で最初に新婚旅行をした坂本竜馬夫妻とは有名な話ですが、高千穂峰に登山し「ふたりで逆鉾を引っこ抜いた」と日記に書いてあるそうです。
 初めての共同作業?


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幸せのちから
2007/10/08(月)
公式HP> http://www.sonypictures.jp/movies/thepursuitofhappyness/index.html

 アメリカの実在の実業家・クリス・ガードナーの半生をモデルした、サクセス・ストーリー。極貧のシングル・ファザーが半年間無給のインターンテストに挑戦し、息子を抱えて浪々の果てに合格、証券会社に就職するまでを描く。ウィル・スミス主演。

 アメリカン・サクセス・ストーリーですが、「成功は甘いものではない」との教訓を与えられます。
 一攫千金は刻苦勉励に耐えられた者だけが手にすることができる。それを胸に刻み付けられる作品です。

 セールスマンから無給のインターンへの転職、極貧生活に疲れた妻は去り、違法駐車の罰金が払えず逮捕、息子とホームレス宿をさまよう毎日。
 成功さえ追いかけなければ、ここまで落ち込む人生のはずじゃなかった。
 この道を選んだ自分を恨みたいくらいだ。もはや後戻りできないから前進しかないけど、進めば進むほど、自分の首が絞まっていく。

 この自己嫌悪とどん底の生活のせめぎ合いには身に覚えがあるし、もしかしたら、すぐそこに迫る生活かもしれない。そんなリアルな恐怖にとらわれながら、主人公に感情移入してしまいました。

 主人公は、とにかく、粘ります。仕事も、人生も、全力で粘ります。
 彼には金も学歴もコネもない。努力する能力しか持ち合わせなかったです。
 たった一筋の、ほぼ100%不可能のチャンスに、自分はこれほどに賭けられるだろうか?

『誰でも幸福の追求をする権利がある』とジェファーソンは言う。「追求」という言葉がなぜここに入っているのか。ジェファーソンは人生をよくわかっている。」
 あらゆる苦境に立たされても、恨み節を吐きながらも、主人公はただひたすら超人的な集中力でコツコツと実績を積み上げます。「がんばった」なんて言葉は気休めにすぎません。

 ついに成功を手にしたとき、主人公は息子と並んで歩いていきました。
「奥さんとよりを戻さないのだろうか? 奥さんだって、彼の夢に追い詰められて逃げ出したのだし。」
 私がつぶやくと、隣で鑑賞していたダーリンが、
「いちばん苦しいときに寄り添ってくれなかったからね。」
と、コーヒーを淹れてくれました。
 そんな彼も、まもなく主人公と同じチャンスへの道を選びます。
 
 夢と成功を追い求めるすべてのひとに。


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ドリームガールズ
2007/10/06(土)
 今日は『フラガール』が放映されるそうで、それにあわせてレビューを掲載する予定だったのに、ファイルを忘れてきてしまいました。
 ガールつながりで、『ドリームガールズ』を。

公式HP>http://www.uipjapan.com/archive/dreamgirls/top.html

 初の黒人メジャーアイドルグループ「ドリームガールズ」の興亡を描いたミュージカル映画。
 美貌ではないが歌唱力ナンバー1のエフィ、看板の美人シンガー・ディーナ、彼女たちをとりまく仲間やプロデューサーの愛と確執を描く。
 2006年アカデミー賞助演男優賞、助演女優賞等、最多受賞作品。


 ミュージカル映画は得意じゃない。
 さほど洋楽知識があるわけではないので、この作品がスプリームスをモデルにしていて、ビヨンセがダイアナ・ロスを演じたんだと言われても、ちょっとピンとこない。人種差別ではないけれど、黒人の見分けがつかない。(黒人率90%はメジャー映画として画期的じゃない?)

 これらはすべて、アメリカ人なら大喜びする要素。アカデミー賞受賞は約束されたような映画でしたね。
 が、アメリカ人以外には分が悪いかな。イチ日本人はきっとアメリカ人の半分くらいしか楽しめないはず。
 それでも、満足感があるのは、アメリカン・ドリームとそのために失った愛情をストレートに描いた作品だからでしょう。単純明解。


 そして役者陣も濃い
 アカデミー賞助演女優賞をとったジェニファー・ハドソンは、噂どおり圧倒的な存在感です。
 とにかくブスなんです。顔の美醜ではなく、演技がとてもブス。
 人が必死になるとき、その表情も、声も、動きもとても醜くなります。だからこそ、その生き様は美しい。ジェニファー・ハドソンは歌でそれを体現できるんですね。鬼気迫るブスさが、あまりに美しい。
 一方で恋人の前ではキュート。その豹変ぶりが情けないくらいブスで、これもまた美しいのです。

 主演はビヨンセだと思うし、映画のストーリーも「安室奈美恵がイエローモンキーズから突出しちゃった挙句の悩み」が主軸なんだけれど、どうも弱い。
 「ジェニファーを引き立てるために歌唱力を抑えた」とはビヨンセの弁だけど、歌じゃないんだよね。ブス演技を捨て身で取り組めるかどうかの違いではないでしょうか。

 また、ジェニファーに隠れて話題性は少なかったけれど、エディ・マーフィーも助演男優賞を獲っています。
 こちらもまた味のある演技で、零落した歌手の退廃した表情にぞくりと来ます。
 ソファーにひとりで座っている、ただそれだけなのに、「ああ、このひと、死ぬ気だな」と観客が思う。直後に「ジミー(役名)が亡くなりました」と仲間たちが大騒ぎするシーンに切り替わる。
 下手すれば編集ミスかと思うくらい言葉足らずなストーリーを、エディ・マーフィーの演技だけでつないでいる部分は圧巻です。
 華やかな売れっ子時代を定番のコメディタッチで演技しており、その落差がまたすばらしいのです。


  読んでいただいて感謝です♪
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鹿児島歴史たび 6 「龍門の滝&大河ドラマ」
2007/10/02(火)
 鹿児島市内から霧島方面に車を走らせていると、突如、目の前に大きな大きな滝が!!
 何キロも手前からこんなに大きく見える滝って!?
 運転手特権で、「あの滝を目指すぞーー!!」 一路、その滝をもとめてコースアウト。

龍門の滝

 龍門の滝。
 高さ46メートル、幅43メートル。古来から薩摩の名所とされ、「日本の滝百選」にも選ばれた。昔、唐人がこの滝を称して「漢土の龍門の滝を見るのが如し」と言ったことから、龍門滝と呼ぶようになったと伝えられている。(鹿児島県観光案内HPから抜粋)


 今回、鹿児島ではたくさんの滝を見ましたし、ほかの場所ではちょっと見ないくらいどれも勇壮です。そのなかでも王者の貫禄を誇るのが、この龍門の滝でした。
 まるでナイアガラ・・・は言い過ぎにしても、その規格外の大きさは「ここは日本だっけ?」と真剣に疑ってしまいます。

 折りしも台風一過で、灼熱の太陽に肌が焼かれる音がするほどのお日和。なのに、滝のしぶきでその一帯だけはクールダウンしており快適です。
 ミスト状態は年中らしく、そこかしこに、派手なショッキングピンクやレモンイエローのキノコがお目見えしています。毒あるかもね。


 近くには国指定史跡『龍門司坂』があり、大河ドラマ『翔ぶが如く』のロケ地と書いてありました。
 かつて薩摩藩士が藩を発つときに通ったという古道です。現代の日本をつくった道といえますね。
 わたくし「『翔ぶが如く』ってどんな話だっけ?」
 ダーリン「明治維新でしょ。司馬遼太郎。西郷隆盛と大久保利通の物語だよ」
 なるほど~。こういうとき、自分の浅学さを思い知らされます。恥ずかしい・・・これから読むぞー。リベンジ鹿児島。アイシャルリターン。知識があれば、世界はもっとおもしろくなるだろう。


 赤っ恥ついでに余談。ただいま鹿児島では「篤姫」ブーム。篤姫生誕の地、銘菓篤姫、篤姫キティ・・・。
 誰だよ篤姫。知らねー。
 調べてみたら、きたる2008年のNHK大河ドラマ『篤姫』の主人公だとか。
 13代将軍徳川家定側室。島津斉彬の養女、天璋院。・・・ ここまで来たらやっとわかりました。フジ『大奥』第1部だ。菅野美穂が演じた主人公だ。
 でもさー、天璋院って歴史的には小さい役回りだよ? 斉彬の傀儡だよ? エピソードも少ないのに、どーやって大河ドラマに仕立てるんだろう。どうも『大奥』人気の後追いって姿勢が否めないんだよなあ。
 しかも宮尾登美子原作。数年前の『義経』しかりで、NHKと合わない気がする。ついでに、宮崎あおいとも合わない気がする。映画『蔵』の一色紗英の二の轍か。

 と、ここまで検討したとき、恩師・中国史教授のことばが思い出されました。
「大河ドラマは歴史なんかじゃありませんよ、アナタ。ありゃー、ただのオハナシです。」
 はーーーいっっ。相手にしませんっ。
 でもでも、同じ鹿児島で幕末なら、斉彬&久光主役で「島津兄弟」とかのが、よっぽどためになっておもしろいとは思うね。「チェスト! 側室・お由良の呪い!」とかね。

 
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鹿児島歴史たび 5 「桜島と鹿児島ラーメン」
2007/10/02(火)
 鹿児島2日目。
 前日は深夜まで、寿関連のイベント@郷土料理店吾愛人
 黒豚のしゃぶしゃぶ、きびなご、さつまあげ、げんこつを堪能しました(下戸のため芋焼酎はたしなまず)。
 その反動で、朝はぐーたら。
 全室オーシャンビューのホテルからは、錦江湾に面する桜島がはっきりと見えました。
 鹿児島3回目にして、はじめて桜島見たよー。ほんとうにあったんだ桜島~。
桜島



 昼近くになって移動。唯一酒を飲まないわたしは、当然、運転手。
 今日の愛車は、かわいい女の子からお借りしたトヨタ・ラクティス
 ちょっとハンドルが重いのが玉にキズだけど、燃費よし、接続よし、安定性よし。慣れればフットブレーキも快適だぁ。
ラクティス



 2日目の目的地は、霧島。
 途中、地元っ子オススメのラーメン屋さん一軒目でお昼ごはん。
1軒目


 鹿児島産の材料をつかった魚介系しょうゆラーメン
 これは、玉子ラーメンの小盛り。650円。←物価的には高そうだ。
ラーメン


 味は・・・・味・・・。うーん。
 とんこつ至上主義者のわたしですが、一応それ以外の味も認めないわけではありません。
 しかし、今回は、おいしいのだけど、・・・・端的に言うと「わりと、どこにでもある。」
 地元のひとにはおいしいけど、外の人間からすると馴染めないってことはたまにありますからねー。
 店主によるmyラーメンへの自信と抱負は店内いたるところに張ってあるだけに、期待感が高すぎたのかもしれません。
 「味、濃すぎるよね?」「胡椒をきかしすぎ。素材の味を殺してる。」「胡椒はマストらしいよ。丼に、スープより前にどっさり入れていたもん。」
 店を出たとたんに、福岡、沖縄、山梨出身が口をそろえていましたので、他県からいらっしゃる方はご参考までに。


 鹿児島のガイドブックには、ラーメンは名産品って必ず掲載されているんですよね。
 今回はその底力を垣間見ることはできませんでしたが、「とんこつに回帰せよ。」と九州偏愛主義者の福岡県民から、言葉を添えさせていただきまする。


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さくらん(映画)
2007/10/01(月)
さくらん(映画)
www.sakuran-themovie.com/

 オンナノコ映画の年・2007年を代表する日本映画。
 安野モヨコ原作。蜷川実花監督。土屋アンナ主演。主要クレジットを著名女性陣で飾った気合の入った映画。
 吉原に売られた少女・きよ葉が、遊郭の妓たちやあまたの客の男たちとの色恋を経て、花魁日暮と出世するも、本当の愛をみつけて出奔するまでの話。

 わが劇団オグオブ『針子のトラ!!』に花魁が登場するので、演出氏から原作を借りて読みました。原作は、安野作品らしくパンチが効いていてとてもおもしろい。
 その期待感をもって観たせいでしょうか、「物足りなかった」が正直なところ。

 各種メディアでも批評されていましたが、演出が致命傷
 映像重視なので、タイミングやストーリー展開が非常に悪い。だから山場が判らない。
 まずい脚本ではないので、ひとえに演出力不足。高校演劇を見るかのような尻切れトンボ感がありました。
 また、役者のまずい演技をほったらかし。細切れで観ると印象的なシーンも、全編通して観たときに演技に一貫性がなく、説得力がないものになっています。
 土屋アンナははまり役のはずなのに、素材をうまく導けておらず、もう2~3テイクとればいい演技になったのにと思うシーンがずらずら・・・。

 なんだか、ストーリーのある芸術フィルムを見せられたという気分。
 蜷川実花は、結局、写真家なのだな。と改めて実感しました。せいぜい映像作家かな。


 とはいえ、おおっと目をみはる、斬新かつ評価に値する点も存在します。
吉原の大門が金魚鉢というのは、あまりにすごすぎる!! 美しいのはもちろん、効果的に映画内で登場しています。こりゃすげえ、奇想天外。
②主題歌の椎名林檎はなかなか効果的。ただし、予想通り、全編が椎名林檎はいただけません。主題歌を殺してしまうから。
③前代未聞。協賛筆頭がオンナノコ下着のPEACH JOHN。3番手がLUMINE。未開拓分野に投資させた製作力を感じました。

 演技賞には、花魁高尾役の木村佳乃を。
 好きな役者さんではないけれど、女優陣のなかでは役者として一番訓練を積んでいるのがわかります。発声や感情表現が抜きん出ていました。
 個性至上主義の役者ばかりのなかで、堅実に王道を表現する役者が逆に際立つというよい例ですね。同じ意味で、男性陣で言えば永瀬正敏でしょう。
 その対極で、個性派役者の頂上決戦で栄冠を手にしたのは、夏木マリ。毒キャラを首尾一貫した勇気とパワーを見習いたいものです。


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オグオブ裏ブログ
2007/10/01(月)
 オグオブブログを作ってみた。
 サイトはこちら>http://ogobno9.seesaa.net/ 

 ここの『舞台女優の鑑賞録』は、完全なる我が癒しの場なので、舞台関係の記事の提供に積極的にならないことにしている。
 一方で、芝居の作成過程を記録したり、広報に特化した情報提供の場も必要でもある。
 
 ・・・とエラそーに書いてみたが、結局は「ブログ的なブログ」を書いてみたかったのと、レンタルブログを新規開拓してみたかっただけである。
 今回は、FC2と同じくらい評価が高いSeeSaaブログを開拓してみた。
 FC2より動作環境は充実しているようだが、ケータイからのアップが面倒そうだ。。。むむむ、誤ったか?
 ま、ただいま試運転中なので、飽きたら止めればいいわけだし。


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[ PROFILE ]

NAME : のんゆり
劇団オグオブの女優です。
劇団オグオブHP>>>
http://www.ogob.jp/

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