半径723mmの鑑賞録
 歴史好きな舞台女優による「古今東西、美しいもの」の鑑賞録です。 最新流行を追わなくても、「いいものは、いい」。 それを、きちんと形に残していければいいな。 ※ネタバレ注意※
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ハッピーバースデー命かがやく瞬間
2007/12/26(水)
12月25日は小さな友人の初めての誕生日でした。その記念にお送りするレビューです。


「あんたなんか、生まれなきゃよかった。」
 母親から精神的虐待を受けて言葉をなくした少女が、いじめ、家族の絆、生と死を経て、周囲の人間を巻き込んで成長していく物語。


 小学校高学年から中学生向けの小説ですが、侮るなかれ。
 カウンセラーが豊富な臨床経験をもとに著した、小説の形を借りた「生き方の本」なのです。


 だから、ストーリーだけをあげつらい「こんなに何でもうまくいくわけがない」なんて言うのは野暮。
 ひとが困難に遭ったとき、こんなふうに心がまえていれば立ち向かえるかもしれない。そんな珠玉の事例をたくさん連ねているのです。


 「相手をひたすら許せ。いつか理解してくれる。」という宗教がかった心の本をよく見かけます。しかし、本書はそんな偽善は言いません。

・怒らなきゃいけないことは怒れ。それが自分を守るということ。
・ひとと自分は異なる個体だ。親子であっても、いくつになっても。
・相手を知るには限界がある。ただわかろうとすればいい。
・生きるとは学ぶということ。変わろうとすればいつだって変われる。甘えるな。

 大人でも子どもでも、生きていくのはシビアで、だからこそ自分を愛し守らなきゃならない。 
 その方法を忘れたときに、どう思い出せばいいのか。自分もひとも愛し尊重するには、どうすればいいのか。
 本書は、その指南書なのです。


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ハッピーバースデー


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街の灯
2007/12/24(月)
 北村薫の「ベッキーさんと私」シリーズ。

 「円紫さんと私」シリーズしか読んだことがなく、それすらまだ読破していないのですが、北村薫のやさしい文体にはすでに虜。
 とはいえ、落語と古典の素養がないゆえに、円紫さんシリーズにやや倦んでいた私に、歴史ロマンもふんだんに盛り込まれたベッキーさんシリーズは快哉ものです。


 なにより、ベッキーさんがステキ
 本名・別宮(べっく)みち子。主人公専用の女運転手。その素性は、主人公の父(士族出身の大会社社長)のみぞ知る。
 登場時には流行りの女らしい耳隠し、それを次の登場ではばっさりとボブ。
 りりしい眉、日本人離れした目鼻立ちのくっきりした貌。
 刀も上級者で、自動小銃を「かなり」操る。
 文学的素養もゆたかで、古典にも通俗小説にも通じており、英語も堪能のようである。
 これらの魅力が、小説のはしばしで披露されていくのですが、その露出に無駄がないところがまた心憎い。作者の筆の巧さですね。


 しかも、ベッキーさんは準主役。
 主役のお嬢様の1歩後ろに控え、決して前に立たないよう描かれています。その徹底した脇役ぶりが、また彼女の稀有な才能を輝かせます。
 そのうえ円紫さんと異なり、お嬢様に水を向けておいて、自分は決して謎解きをしない。よほど、ぐっと大人の精神力を印象づけられます。
 実写でやるとしたら、誰に演じてもらうのがよいでしょうか。


 現代的な謎解きものでない点、「本格ミステリー」は分が悪いように思えますが(少なくとも、わたしは好きではないジャンルです。)、このジャンルに類もれず、強烈に魅力的なキャラクターを配しており、非常に楽しめる作品です。


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街の灯

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7月24日通りのクリスマス
2007/12/23(日)
 公式HP> www.724-christmas.com/

 地味でおくてな小百合は少女マンガを愛する妙齢の女性。リアルの男性とつきあうのはかなわないけど、妄想では白馬の王子様と恋をしてるし、身の回りの「すてきな男性ランキング」をつけるのも自由だ。
 そのランキングで長年トップを独走する憧れの先輩と再会し、なんと、おつきあい開始! でも、すぐに破局を迎えて・・・。



 見た直後はさほどの感動はなかったのだけれど、日々、じわじわと来るものがある作品です。

 「ぶさいく演技」がうまい女優さんは大好きです。
 美人を演ずるのにくらべ、ぶさいく演技はオンナとして無意識にプライドが邪魔するので、なかなか捨て身で演技に臨めないものです。
 主演の中谷美紀は、わたしのなかでは『ケイゾク』の中谷美紀であり、「ぶさいく演技女優」ベスト3に入ります。
 今回の地味な女性・小百合もかなりのぶさいく。アクは強くないが、等身大のぶさいくです。
ぶさいく加減がやや物足りないと思いきや、そこに若手ナンバー1ぶさいく女優、上野樹里が、個性的なぶさいくぶりで参戦。
 自信が持てないノーマルぶさいくと、モテぶさいく。この当世ぶさいく頂上決戦は見ものです。
 劇団の次回公演で、ぶさいく少女を演じる私としては勉強になりました。


 純愛1枚板の前半は退屈でしたが、ストーリーは後半でどんでんがえし
 映画としてはストレートに終結に向かわず、むしろ小説的なエピソードがいくつも登場し、登場人物それぞれの感情が描かれます。
 おそらく、観た人によってそのメッセージの受け取り方は異なるのではないでしょうか。
「ぶさいくはモテ男とつきあうと傷つくけど、好きなら怖がらずに、図々しくなってみてもいいじゃない」
 恋ってものはかなり独善的で、結局は気持ちの押しつけだ。
 ぶさいくでも、ぶさいくじゃなくても、平等に不公平をもたらす。
 その意味では公平である。
と、私には受け取れましたが、あなたなら如何に。


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7月24日

11:47 | 映画・DVD| トラックバック:0 | コメント:0

イルマーレ(アメリカ版)
2007/12/22(土)
公式HP>>> http://www.il-mare.jp/


 2006年アメリカ。2000年の韓国映画『イルマーレ』のハリウッド・リメイク。主演:キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック。
 湖畔のほとりの家のポストを通じて、その家に2004年に住んでいた男と、2006年に住んでいた女が文通をすることになる。時空をこえて、ふたりには恋心が生まれ、2006年で逢おうと約束を交わす。しかし、男はデートの場所「イルマーレ」に現れない・・・。



 リメイク版や原作のある映画を観る場合には、比較するのは極力やめようと思っています。しかし、つい「こちらの作品のほうがよかった」という話になってしまいます。
 『イルマーレ』についても、韓国版の原作が非常にすばらしいのですが、「ハリウッド版もなかなか悪くない」という感想をめずらしく持ちました。

 話の結末や、主人公の接点や相手への感情が両作では異なるのですが、ハリウッド版ではラストのハッピーエンドに向かって、「舞台設定は同じだけど、ちがう話にしてみました!」という潔さがあります。
 主人公の接点が増えたり、キスしちゃったり、恋敵まで登場して、エピソードもりだくさん。話の結末が正反対なのに、展開に無理がなく、「こーいうラストもまぁ許してあげよう」と韓国版ファンも納得する仕上がりになっています。
 (でも、韓国版の悲恋は、いい!! 泣かせる! 
 彼女への無償の愛ゆえに、男が命を賭けるストーリー。
 その純愛と比べると、まず自分の愛情ありきのキアヌなんか「死んでもしょーがないわい。」とか思ってしまう韓国版ファン。)


  「闇を抱える文通相手を守ろうとする恋」がこの映画のストーリーなのですが、ハリウッド版では闇を抱えているのが男です。
 偉大な父へのコンプレックスに悩まされる男を、精神面で支える女。とてもアメリカ的です。
 一方で、女も「シングルで生きていく漠然としたおそれ」を男に救われるのですが、このへんの描き方はやや弱くて、シングルのキャリアウーマンに訴えかける強さはないかな。心が通ったから愛情が生まれたのではなく、手近な男なら誰でもよかったように思えてしまいました。

 ハリウッド版イルマーレのテーマは「大人の恋愛」だから、妥協するのもオトナの恋愛といえなくもない。
 そんな二人だから、映画のその後は別れちゃったりしているかもしれないです。
 そーいえば、キアヌとサンドラ初共演の第1作『スピード』の名文句は「危機的状況で生まれた愛は長続きしないわ。」だったなあ。


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イルマーレ米

07:47 | 映画・DVD| トラックバック:0 | コメント:0

フリーダムランド
2007/12/20(木)
 公式HP>>www.sonypictures.jp/movies/freedomland/

 2006年アメリカ。スーザン・スミス事件をもとにしたベストセラー同名小説の映画化。
 主演:サミュエル・L・ジャクソン、ジュリアン・ムーア
 人種対立がさかんな町の境界線で、誘拐事件が起こる。黒人男性からのカージャックに遭い、車に乗った男児が連れ去られたという白人女性からの通報。黒人刑事ロレンゾが事件の真実に迫るうち、事件は人種差別による暴動に発展する。
 新感覚サスペンスでせまる都市問題、人種問題、現代の家族像。
 


 原作者が脚本を手がけており、主題の純粋さが保たれている優秀作品。社会問題を取り扱っていますが、心理描写を可能にしてたくみな映像効果と編集、ストーリー展開で、重苦しさを感じる間もなく映画に引き込まれます。
 多くの謎を抱えた被害者、ジュリアン・ムーアの迫真の演技も必見。
 子どもを誘拐されて心神喪失する母親、家族にも認めてもらえない孤独、極貧ながらも幸せな生活に魔が差す一瞬。
 女として母として人間として、ひとはこれほどにも複雑に悩みを抱えなくてはならないのかと実感させられる、混沌とした人格を演じてくれます。


 さて、題名の「フリーダムランド」は、映画に出てくる場所のひとつです。ターンポイントではありますが、物語の主軸の場所ではありません。
 主軸の場所は、フリーダムランドを含むアームストロング地区。黒人の低所得者が住む公団地区で、犯罪が身近にある町。
 白人労働者の住む隣接地区とのいさかいが絶えず、被害者が白人であったことから、「犯罪の町」アームストロングは封鎖されます。事件の真相が明るみに出た後も混乱はおさまらず、逆に住民の鬱憤は人種暴動というかたちで噴出します。
 つまり、「フリーダムランド」とは固有の場所を指すのではなく、人権を蹂躙されて閉塞したアームストロング地区すべてを象徴しているのでしょう。


 また、アメリカでは「11才以下の児童を、親の監督下にない状態で放置すると(たとえ自宅でも)虐待=犯罪」という法律があります。
 だからこそベビーシッター業がさかんなのであり、同時にベビーシッターによる児童虐待も社会問題化するわけです。
 したがって、この映画の被害者が「貧乏でベビーシッターを雇えない。病気の子どもを夜中に連れまわすしかない」という切迫した状態が理解できますし、事件の真実においても、彼女がベビーシッターを雇える環境にあれば、結果として、事故が事件に発展することはなかったでしょう。
 子どもを車内に残して親はパチンコ・・・という話がめずらしくない日本では理解できない、児童保護先進国・アメリカならではの映画と言えます。


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パッチギ! LOVE&PEACE
2007/12/18(火)
 公式HP>>>http://www.pacchigi.jp/

 2007年日本。井筒和幸監督。李鳳宇製作。出演:井坂俊哉、中村ゆり、藤井隆
前作『パッチギ!』の6年後の東京で、アンソン・キョンジャ一家のその後を描く。
 在日コリアン2世のアンソンの息子・チャンスが不治の病に罹った。治療の費用を稼ぐために、アンソンは裏商売に手を出し、キョンジャは差別だらけの芸能界に入る。強制連行されて来日した父の記憶と、彼ら兄妹の生き様が重なり、在日として生きるとは何かをより深く描いていく。



 前作『パッチギ!』と比べると、どうしても格下に思えます。
 前作は、脚本、演出、役者の魅力、音楽・・・それぞれがバランスよく、見事に主題をかたちづくっていました。エンタメとしても、社会提起としても非常に優れた作品で、当時の映画賞を総ナメしたのも当然というべき映画の金字塔。私も大好きな作品です。

 今回の『パッチギ!』は、なんだかちょっと説教くさいのです。
 全体のペーソスとして、「在日コリアンの苦しみを知れ」という主張が強く出すぎている感があります。前作の主張では足りないという製作側の意図でしょうか? 
 もちろん、在日コリアンの歴史や生活に目を向けない「日本人」が多いかもしれない。
 前作を観た友人が「何の話題をしてるのかイマイチわからない」とつぶやくほどに、日本人は無知です。そこに説教たれたい気持ちも理解できる。
 でも、エンターテイメントの水準を保つからこそ、伝わるものもあるとも思うのです。

 井筒監督お得意の若さゆえの行き場のない暴走が見たかった。『岸和田少年愚連隊』にも見える、言葉はいらない爽快感がほしかった。
 それが歴史と民族を浮き彫りにして、涙するひとも多かっただろうにと思うのです。

 
 また、なにより、キャストの魅力半減
 『LOVE&PEACE』ではアンソンを井坂俊哉、キョンジャを中村ゆり、日本人友人を藤井隆。悪くはない。下手でもない。だけど、なんだかパンチに欠けるのです。この役者じゃないとダメ、という気持ちにはなれません。
 前作の高岡蒼佑の男らしさ、沢尻エリカの透明感(&むっちりバディ)、塩沢瞬のけなげさ。アーンド、3人のビジュアルの良さには、とてもじゃないけど追いついていない。

 そのうえオダギリジョー、真木よう子など、脇キャラが個性的な前作と比較すると、『LOVE&PEACE』はあまり印象的な脇役さんはいないのですよね。有名役者さんがこれほど出演しているのに。
 そのなかで、お母さん役のキムラ緑子さんは良かったかな。演技達者です。
 それと、わがイチオシの子役・今井悠貴くん! 
 この子は本当にいい役者さんです。阿部サダヲにそっくりな顔で、流行の子役さんがたに比べて決してビジュアル系とは言えませんが、ギャグも泣きも怒りもすべて上手です。
 まだ出演本数こそ少ないですが、たぶん伊藤淳史的な成長を見せてくれますので、青田刈りが大好きな人は要チェックですよ。

 
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デジャヴ
2007/12/15(土)
公式HP>>http://www.movies.co.jp/dejavu/

 2006年アメリカ。主演:デンゼル・ワシントン
 フェリー爆破事件を捜査していた刑事のダグは、事件の犯人を捜すため、FBIの極秘捜査室に加わる。そこでは、時空を曲げる装置を使い、4日半前の世界を監視できるのだった。
 同時並行で起こった黒人女性クレアの殺人事件が関与していると見たダグは、彼女が死ぬ直前の4日間を監視し始めるが、いつしか彼女に恋してしまう・・・。



 とにかく、すごい脚本です。よくできています。
 4日半前の世界を監視できる装置という設定が、まず斬新。
「我われはあらゆる所に潜ませたカメラで常時撮影されており、その映像のデータ集計が完了した4日半後に、世界中どんな場所をも映像で再現・監視できる。」
 ただし、膨大なるデータ処理上、再現対象は1箇所だけだし、巻き戻し不可の一発勝負だし、サーバーがデータ集計できる有効範囲も限られている。そんな装置の制限が、リアリティ倍増です。
 実は時空を超えて4日半前にもどることもできる!ってあたりは、マユツバだなーと鼻白むのですが、それまでは、いかにもFBIがすでに実現していそうな装置なのです。本格SFよりも、本格派。


 そんな装置を使って、4日半前に殺害された女性を、不眠不休で監視し続ける主役のデンゼル・ワシントン。
 彼女の死体を見ているのに、再現映像と知っているのに、彼女に恋をしていく過程をこまかく表現していきます。脚本の出来を上まわる名演技です。
 時間の軸が次々と移る設定ですので、あたまがこんがらがって演技は難しいはずですが、デンゼルのぶれない演技が、観客を物語の最後までぐいぐい引っ張っていきます。


 4日半前の世界、4日半後の世界。それぞれから経過する時間。
 再現映像で時間が経過するのと平行に、現在の時間も流れ、そして事件の概要が明らかになっていきます。一方で、永遠に埋まらない4日半のタイムラグが、あらたな謎をつぎつぎに生み出すのです。

 4日半後の運命を変えようと奔走する主人公。
 なにをやっても、4日半後の結果は裏目に出てしまう。
 運命は変えられるのか?
 最後の1分間まで、大どんでん返しは続きます。

 このすごさは筆舌に尽くしがたい。伏線につぐ伏線。超弩級のオススメ作品です。


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dejavu


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チーバくんとドリカム
2007/12/13(木)
 マイ・フェイバリット・キャラクターのチーバくん続報。

         ちーばくん


 チーバくんは2010年千葉国民体育大会(愛称:ゆめ半島千葉国体 公式HP>> http://www.kokutai-2010chiba.jp/kokutai/index.php)のマスコットキャラクターです。
 以前こちらでご紹介したときには、千葉国体の盛り上がりもイマイチだったのですが、チーバくんが随所でお目見えするにつれ、じょじょに知名度があがってきました(千葉県内ではねっ。)
 ご存知、全身で千葉県のかたちを表現しています。
 キャラクターデザインは、SUICAのペンギンさんと同じく坂崎千春さん。


 マイ会社は関連企業なので、販促としてチーバくん人形をいただきました。
 写真は、わたしがデコったチーバくん。
 「インフルエンザで学級閉鎖が続いています。手洗い・うがいはちゃんとしよーね!!モデル」です。
 (会社は教育関係なので、それっぽいデコにしてみました。
  あたまのうえに小さなクリスマスツリーを乗せていますが、割愛。正月は裃を着せる予定。)
      ちーば




 さて、ゆめ半島千葉国体、2010年にむけてちゃくちゃくと準備が進んでいますが、イメージソングも決まりました。
 ドリームズ・カム・トゥルーの『CARNAVAL(カルナヴァル) ~すべての戦う人たちへ~』
 12月12日発売のニューアルバム「AND I LOVE YOU」に収録されています。
 ドリカムのオフィシャルホームページ(http://www.dctgarden.com/index2.html)から、視聴&ダウンロードできますよ。
 ダウンロードサイトはこちら>(http://www.dctgarden.com/store/popup/dct/UPCH20063.html


 ドリカムファンのみなさんも、チーバくんファンのみなさんも、「ゆめ半島千葉国体」をいっしょにもりあげていきましょう~!!


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ひげ太夫『十傑峡』
2007/12/11(火)
公式HP>>> www.higedayu.com/

 女性だけのパフォーマンス集団「ひげ太夫」第25回公演。東京大塚・萬スタジオ。
 最高4段の組み体操を頂点に、全編を組み体操で舞台をいろどる。舞台装置いらずの肉弾戦。
 キャストたちは「役者」でも「女優」でもなく、「出し物師」だ。劇団員フォトグラフはひげの隈取必須である。



 とにかく驚いた。
 暗黒舞踏の芝居なら観たことあるが、そういうなんだか小難しいものを超越している。運動会の組体操を見て素直に「おおーっ」とため息をつく、あの感情なのだ。
 1時間50分の上演時間でノンストップの組体操。その変幻自在ぶりは、ピタゴラスイッチのしかけのように計算されていて無駄がなく、全員一丸・全力投球、しかも一瞬たりとも目が離せない。


 笑いとは、芸人のネタや間合いのよしあしだけではない部分がある。
 つまり、観客の笑う体制が万全であれば、ハシが転がっても大爆笑になる。
 ひげ太夫の笑いは、出し物師さんの技術もさることながら、ひげ太夫の舞台を前にした観客の心情にも寄る。ひとは体力の限界に到達すると、感情が爆発しやすくなる。身体能力の限界に挑んだ舞台を前に、観客が出し物師にシンクして、自分のなかの「笑いの臨界点」を軽々と超えてしまう。
 だから、なんでもないセリフに会場中が爆笑する。自信をつけられた出し物師はノリノリでネタをふる。さらに観客は爆笑。笑いの連鎖が好転していく。


 ひげ太夫の舞台は、芝居なのか?
 と問われると、そうじゃないかもしれない。
 脚本は支離滅裂だし(南梁という舞台設定は劇団の雰囲気に合ってたが)、演技がうまいわけではないしね。(個人的にツボという出し物師さんはいるが、役者としてではない。)役者の芝居に泣かされることも、脚本のメッセージにきゅんとくるということもない。
 やっぱり、「出し物」なのかも???

 でも、演技が90点の舞台より、演技が40点+出し物が80点の舞台のほうがおもしろいのはまちがいない。
 演技がうまい劇団なんてめずらしくない。同じ金を払うなら、演技じゃなくてもエンターテイメントが満喫できる舞台がいい。
 演者も楽しめて、お客様も楽しめる、払ったチケット代より価値のある舞台を。
 原点に還らされた会心の、そしてオススメの舞台である。


 余談ですが、ひげ太夫10周年を記念して、日替わり出演(難攻不落の山の、手ごわい門番という役どころ。)した劇団上田のコントに抱腹絶倒。

★コント・ひげ太夫★ 「おい、おまえ! You! そこの、ヒゲだ!You!

いいものを2本も見せてもらって、すごくお得な舞台でした.



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ALWAYS三丁目の夕日
2007/12/08(土)
公式HP>>>http://www.always3.jp/05/

 2005年日本。日本アカデミー賞。西岸良平原作。吉岡秀隆、堤真一、堀北真紀。
 昭和32年の東京。集団就職で下町の自動車修理工場に住み込みで働くようになったロクちゃんと、縁もゆかりもない売れない小説家・茶川の居候になる淳之介少年。ふたりをとりまく夕日町三丁目のひとびとを情緒ゆたかに描く作品。



 地上波で2回放映されて、2回とも寝てしまい、「あんないい作品で寝るとは、・・・・・・非国民!」とののしられてしまいましたので、DVDを借りました。(そして、観つつまた寝てしまいました。)
 昭和30年代の東京を忠実にVFXで再現していると定評のある作品ですが、地方出身のわたしには東京へも、昭和30年代へも、郷愁もなにもうまれませんでした。(なんてったって、非国民だし。)

 ただ、風景は非常に丁寧につくってあります。
 遠景のVFXはこれはもう現代的な技術なので特筆にあたらないのですが、VFXを使う前提として、舞台装置が非常に精巧に組まれています。小道具、持ち道具もとても細かい。上野の下町風俗資料館並みの充実した品揃えです。制作費を相当つぎ込んだと見えます。
 細部におけるこのこだわりが、映像処理以上に、映画全体の世界観を一貫させた秘訣でしょう。


 また、シーンの尺を長く撮りおろしているぶん、役者の演技力も問われます。
 いいですねー、堤真一。鉄火肌のおっさんを熱演しています。長まわしのほうが、舞台役者出身は技量を発揮できるものだろうか? ロクちゃんに詰め寄るゴジラみたいな演技には特に感服です。
 きっと、10年前は兵隊さんでドンパチしながら戦場を駆け回ったんだろうな。と、観客に想像させるとはうまいもの。余白の演技ですね。
 それから、吉岡秀隆も良いです。吉岡流のダメ男を予想していたら、もっとダメダメ演技でした。フケだらけで不衛生で、臭いそうなくらいのダメ演技です。
 ダメ演技がもともと得意な役者さんが、ダメ名演技を極めると、臭いまでただよってくるんだなぁ。そういう役者に、わたしもなりたい。
 子役の須賀健太くんも、子役だからというのではなく、泣かせてくれました。


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三丁目の夕日



03:01 | 映画・DVD| トラックバック:0 | コメント:0

胡同のひまわり
2007/12/06(木)
公式HP>>>www.himawari-movie.com/

 画家の夢を断たれた父親と、天賦の画才を有しつつも父の英才教育に反発する息子。少年期から成人期を通し、愛憎しながらも親子は癒着する。近代化で排斥される北京・胡同を舞台に、「父親になる」とは何かを赤裸々に描く。
 中国第6世代の張楊監督作品。サン・セバスティアン国際映画祭最優秀監督賞。


 舞台設定が現代のごく身近な場所で、低予算でインディーズ色が強いこと。これが、中国映画第6世代の特徴です。日本でいえば、ミニシアターで上演されるような作品ばかりです。
 黄金期の第4世代に強く影響を受けた私ですが、封建社会からの個の解放を描いた第4世代に比べ、第6世代は解放された個の回帰を描いている印象があります。
 その回帰する場所が家族だ、という結末も、日本映画のお手軽感では語れません。個の尊厳の前では家族すら打破すべき敵だという感性にとらわれていた人々には、家族に回帰する選択とはじゅうぶん勇気がいる結論なのです。


 家族も友人も打破すべき敵だった時代に画家の道を閉ざされた父親。その苦渋の時代の精神から解き放たれたいと願いながらも、封建的な父親像を捨てきれずに息子に接してしまいます。
 自立心旺盛な息子は過干渉に耐え切れずに両親との別離をいくたびも謀りますが、そのたびに連れ戻され、結局は親に依存する実態に甘んじています。
 父の重圧から逃れたい息子の自傷。アパートを欲しがる母の偽装離婚。恋人2人の堕胎。父と和解を望み続けた旧友の孤独死。多くの事件を経ても、平行線をたどる重すぎるふたりの半生。
 その重圧に耐えたさきに、「父と僕」を描いた連作の前に腰掛ける父と息子の後姿を堪能できるのです。
 そしてこの作品が優れているのは、家族に回帰できた今こそ個の解放を選ぶという父の逆説的な結論だと言えます。それを象徴するひまわりの色鮮やかさが、灰色の北京の街に非常に美しい映像となっています。


 最後に、息子の2人の恋人が堕胎するエピソードは、ともに主要な争点となっています。
 「一人っ子政策」を推進する中国では、日本人の自分が思う以上にこれは深刻な事態で、「今は子どもをつくる時機じゃない」という言葉ひとつをとっても、一子に賭ける重みの差異を考慮せずにいられません。
 「優秀な遺伝子を残す環境整備の一環としての妊娠中絶」は社会問題なのかもしれませんね。


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[ PROFILE ]

NAME : のんゆり
劇団オグオブの女優です。
劇団オグオブHP>>>
http://www.ogob.jp/

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劇団オグオブ第18回公演 「鬼狩愚連隊、参上!」
オレンジジュースに罪はない
パクチーズ
ふりむけばカムロちゃん
政見放送

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