◆ ハコノホテル 2010/01/31(日)
劇団オグオブ15回公演『ハコノホテル奇譚』【日時】 2月6日(土) 14:00~/19:00~ 2月7日(日) 13:00~/17:00~ 【場所】 大塚・萬劇場 (JR大塚駅徒歩5分) 【オフィシャルホームページ】 オグオブウェブ:http://www.ogob.jp/ 【あらすじ】 東京府から遠く離れ、孤島にたたずむハコノホテル。 幼馴染にホテルに呼びつけられた青年は、支配人から秘密の部屋の鍵を渡される。 そこには、不思議な箱があるという。 「その箱を少し開ければ、望む夢を見ることができます。 しかし、箱をのぞきこんではいけません。なぜなら…。」 見えない蝶を追いかけまわす大学教授、ミステリーのネタをさがす新聞記者、ハコを狙う盗賊団、からみづらいボケをかます美人支配人。 「醒めない夢が、あるんですか?」 嵐の夜に、水平線に向かって、現実と虚構の船が出航する・・・。 劇団オグオブ、舞台を日本に戻して1年ぶりに帰ってまいりました!! オグオブお得意のファンタジック・コメディをお楽しみください。 ご協力お願いします!! ↓↓↓ ブログランキング 1日1回クリック。 スポンサーサイト
◆ 誰ガタメノ剣 2010/01/24(日)
シアターキューブリック@紀伊国屋サザンシアター。土佐の雄・長宗我部元親は、将・為政者としても優れていたが、己のまつりごとや民の幸せをひどく思い悩む性格であった。織田信長や豊臣秀吉ら天下人の干渉を受けながら、四国安堵を目指し、20年の長き戦いに乗り出す。 年に1,2本は「悔しい」と思う芝居に出会います。自分だってこういう芝居を創りたいんだという嫉妬心がかきたてられる舞台。これは、そんな舞台。 決して満点ではないのです。100点満点で言えば、ストーリー70点、セリフ回し(滑舌含む)50点、会話度50点、演出とキャラの魅力120点。演出とキャラの魅力がぶっちぎり、他の欠点を補ってしまう満足度なのです。 発展途上の波に乗っている劇団さんは、欠点はあっても勢いと気迫で魅せるので、客目線でも楽しい。 ああ、失っちゃいけないのはこの勢いなんだ…と初心に還らされました。そこがまた、悔しくて。自分たちの芝居は楽しいんだ!という恐れ知らずな思い込みって大事よね、皮肉じゃなく。 権謀術数が渦巻く後半は、ストーリーの把握が重要になってくるのですが、会話とセリフ回しに多大な難ありなので、雰囲気で見続けていくことになります。(この欠点を直せば、この劇団さんはすごいことになりそう。) それでも、雰囲気で涙を流すお客さんもたくさんいました。イケメンばかりでツラ切って見栄張られると、ビジュアルだけでもグッときますね。 演出面では、照明の使い方がうまい。 登場人物の多さを、スポット照射を多用してフォローしています。また、懐中電灯の光で信長の切腹を表現するのも斬新。暗転中の赤い流れ星は、タイミングも良く唸ってしまいました。 役者は、男役者さんがビジュアルもよく魅力的。信長、蘭丸、秀吉のコンビは抜群にいい。 長宗我部軍では隼人役が個性を魅せつけてくれました。数少ないセリフを聞かせる技術&情感がある人でした。癖も多いですが目を引く。この芝居の縮図がこの役者さんに思えます。 ご協力お願いします!! ↓↓↓ ブログランキング 1日1回クリック。 ◆ ハマの陽気な女たち 2010/01/19(火)
project ON THE ROCKS第3回公演@東京芸術劇場。明治の横浜。維新後も旗本の家柄に依存し、商売もできずにぐうたら暮らす半兵衛。そんな彼が薩摩貴族夫人&成金夫人に懸想し、恋文を出す。怒った2人のご婦人は、身の程知らずの半兵衛に、恋の罠をあえて仕掛けて…。 舞台役者として公表すると非常に恥ずかしいのですが、シェイクスピアを読んだことがありません。 だから、この芝居の元ネタである「ウィンザーの陽気な女房たち」も知りません。ウィキ先生に伺ったところ、ストーリーは原作に忠実の模様。 世界的に著名な作品をアレンジして上演するのは、とても勇気があるなあと思います。どうやったって、批判は免れないでしょう。 そう考えてしまうのは、古典に精通しない私の浅学さゆえだと思いますが。 つまり、今回、芝居としての(料金に見合う)出来に満足できなかったのですが…。 それが原作のせいなのか、アレンジのせいなのかはよくわかりません。 人物設定に必然性が感じられないのですね。 プライドが邪魔して働かない主人公や、成金パパが娘と没落貴族画家との結婚を認めない理由など、説明セリフでは理解できるのです。だけど、そこから生まれる何かが表現されないまま、ただドタバタエピソードが続きます。 せっかく明治期を選んでいるのに、その時代性を表現するわけでなく、原作の設定を換骨奪胎しただけに見えてしまいました。 この芝居で何を主張したかったのか。ドタバタ喜劇というにも未完成。料金設定のわりには消化不良でした。 こういう芝居では、役者として目だった者勝ちですね。連絡役の女性や、フランクリン先生など。 主役の半兵衛さんや成金妻もうまいのだけど、芝居自体がうまくない責任の一端は担ってもらいたくなりますからね。 うーむ。主役の責任かあ。明日は我が身。 「○○さんがおもしろかったです。」というアンケートには、一喜一憂しないようにしましょう。芝居自体がおもしろかったとは限らないのだから。 ご協力お願いします!! ↓↓↓ ブログランキング 1日1回クリック。 ◆ ハコノホテル奇譚 2010/01/13(水)
出演情報です。今年度最後の出演は、本拠地・劇団オグオブの公演です。 不思議ちゃんの役ですよ。 劇団オグオブ第15回公演 『ハコノホテル奇譚』 2010年 2月6日(土)・7日(日) @大塚・萬劇場(JR山手線「大塚」駅北口から徒歩4分) 【作】内沢信介 【脚色・演出】三好理代 【出演】 呉屋希美/山下櫻子/才谷梅之介/重永弘毅/小島弘光/毛受邦文/塚々渡/荻山恭規(劇団神馬)/五十嵐真理/澤田雅世/三宅まつり 【スタッフ】 照明=兼子慎平(La Sens)/音響=小宮聖子/舞台監督=橋本慶之/宣伝美術=KIRI 制作=永栄あかね 【開演日時】 6日(土)=14時~/19時~ 7日(日)=13時~/17時~ ※開場は各開演時間の30分前 【あらすじ】 ある雨の夕暮れ、一人の青年が孤島のホテルに降り立った・・・。 彼を呼び出したのは画家を志す幼なじみの森川なおめ。 彼女が滞在するこのホテルには、望む者につかの間の夢をみせる、不思議なハコがあるという。 見えない蝶を追う教授にどこか怪しい新聞記者、一癖も二癖もある客ばかりのそのホテル、 そこはかつて幻に囚われた女が失踪した場所でもあった。 「覗き込んではいけません。そんなことをすれば!!」 ハコを狙う盗賊達。 そしてなおめのみた幻とは? 水平線を目指し、現実と虚構の船が今、出港する! 「醒めない夢が、あるんですか?」 劇団オグオブHP>>http://www.ogob.jp/ 公演特設ページ>>http://hakonohotel.ogob.jp/ チケットご用命は>>専用予約ページ ご協力お願いします!! ↓↓↓ ブログランキング 1日1回クリック。 ![]() ◆ ベッドタイム・ストーリー 2010/01/09(土)
2008年アメリカ。出演:アダム・サンドラー、ケリー・ラッセル、ガイ・ピアース冴えないホテルマンのスキーターが、甥と姪を寝かしつける際に適当に語った童話が、現実世界でも大当たり。新規着工のホテルのオーナーを目指し、スキーターはマイサクセスストーリーを語ろうと画策するが…。 ディズニーの実写作品って、当たり外れこそあるんですが、好きなんですよ。 アニメやCG作品が、夢や希望を重んじる昔ながらのディズニー精神を貫いているとしたら、実写作品は「夢だけで人は生きていない」というアイロニーを含んでいて、大人の鑑賞に耐えるファンタジーになっています。 「現実にはハッピーエンドなんて存在しない。」 『ベッドタイム・ストーリー』で何度も出てくるセリフです。だからこそ、寝物語でハッピーエン ドを描かなきゃ!と子どもたちが抗議します。 しぶしぶ、ハッピーエンドの物語を語るうち、それが現実世界で実現するようになります。そこで味をしめた主人公、より大きな成功を得ようと自分の都合のいい物語を語り出すのですが、気まぐれな子どもたちは今度はアンハッピーエンドに脚色し始めて…。 主人公と甥と姪による、この丁々発止がおもしろい。成功への予言が、本音と建前、本気と気まぐれにふりまわされます。 寝物語の効力に気付いた主人公が、成功にギラギラしちゃうところも、ディズニーらしからぬところですね。 そんな主人公のヨコシマな企みを「人助けもしないで、ご褒美をもらうなんて変!」と、子どもたちが強引にねじ伏せちゃう。 説教臭いストーリーを見飽きた大人も、こうして道徳のキホンを面前に突き付けられると、「ごめんごめん」と頭を掻かずにおれない心情になりますよ。 主演のアダム・サンドラーがコメディアンということもあり、必然性を感じないネタが多い気もしますが、日本のお子さまでも笑える安心感はありますね。 個人的には、『メメント』のガイ・ピアースが、ライバル役として登場してるのがうれしい。『メメント』はマイ最優秀監督賞2009ですよ(私が観たのが2009年なだけで、本作は2000年に各賞を総なめにしてるんだけど)。 ヒリヒリするほどの鬼気迫る演技だけじゃなく、演劇的なコメディも出来るんだなあ。 ご協力お願いします。 ↓↓↓ ブログランキング。 ![]() ◆ |
[ PROFILE ]![]() ◆NAME : のんゆり ◆劇団オグオブの女優です。 劇団オグオブHP>>> http://www.ogob.jp/ [ CALENDER ]
[ ENTRIES ] ◆劇団オグオブ第18回公演 「鬼狩愚連隊、参上!」 ◆オレンジジュースに罪はない ◆パクチーズ ◆ふりむけばカムロちゃん ◆政見放送 [ ARCHIVES ] ◆2016年10月[1] ◆2014年10月[1] ◆2014年07月[1] ◆2014年03月[1] ◆2013年11月[3] ◆2013年01月[1] ◆2012年10月[1] ◆2012年04月[1] ◆2012年03月[2] ◆2011年08月[1] ◆2011年06月[1] ◆2011年01月[1] ◆2010年12月[2] ◆2010年11月[1] ◆2010年10月[1] ◆2010年09月[3] ◆2010年08月[1] ◆2010年07月[4] ◆2010年06月[6] ◆2010年05月[2] ◆2010年04月[2] ◆2010年03月[9] ◆2010年02月[2] ◆2010年01月[5] ◆2009年12月[5] ◆2009年11月[1] ◆2009年10月[4] ◆2009年09月[3] ◆2009年08月[1] ◆2009年07月[3] ◆2009年06月[5] ◆2009年05月[2] ◆2009年04月[4] ◆2009年03月[2] ◆2009年02月[5] ◆2009年01月[2] ◆2008年12月[2] ◆2008年11月[3] ◆2008年10月[4] ◆2008年09月[1] ◆2008年08月[8] ◆2008年07月[4] ◆2008年06月[4] ◆2008年05月[3] ◆2008年04月[7] ◆2008年03月[12] ◆2008年02月[10] ◆2008年01月[14] ◆2007年12月[11] ◆2007年11月[14] ◆2007年10月[20] ◆2007年09月[12] ◆2007年08月[4] ◆2007年07月[8] ◆2007年06月[7] ◆2007年05月[8] ◆2007年04月[10] ◆2007年03月[8] ◆2007年02月[4] [ COMMENTS ] ◆ゆうみん[04.16] ◆TMO幸手(なが)[04.07] ◆Maki[04.03] ◆通りすがり[08.17] ◆ざちう[06.09] ◆のんゆり[08.22] ◆Normal13[08.06] [ TRACKBACKS ] ◆まとめteみた.【沖縄国際映画祭】[03.29] ◆映画レビュー「トイ・ストーリー3」[09.08] ◆ザ・ウォーカー[07.19] ◆『インビクタス/負けざる者たち』お薦め映画[04.01] ◆月曜ですねー><[05.18] [ LINKS ] ◆劇団オグオブ ◆劇団オグオブ稽古場日記 ◆夢をかなえるブログ ◆さびぬき王子の三の丸 ◆明日は明日の風が吹く ◆オグオブ裏ブログ ◆舞台女優のアートな備忘録 ◆mixi ◆まあ待て、ブログを借りる前にここを読め。
|