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2007年12月18日 [火]
パッチギ! LOVE&PEACE
公式HP>>>http://www.pacchigi.jp/
2007年日本。井筒和幸監督。李鳳宇製作。出演:井坂俊哉、中村ゆり、藤井隆
前作『パッチギ!』の6年後の東京で、アンソン・キョンジャ一家のその後を描く。
在日コリアン2世のアンソンの息子・チャンスが不治の病に罹った。治療の費用を稼ぐために、アンソンは裏商売に手を出し、キョンジャは差別だらけの芸能界に入る。強制連行されて来日した父の記憶と、彼ら兄妹の生き様が重なり、在日として生きるとは何かをより深く描いていく。
前作『パッチギ!』と比べると、どうしても格下に思えます。
前作は、脚本、演出、役者の魅力、音楽・・・それぞれがバランスよく、見事に主題をかたちづくっていました。エンタメとしても、社会提起としても非常に優れた作品で、当時の映画賞を総ナメしたのも当然というべき映画の金字塔。私も大好きな作品です。
今回の『パッチギ!』は、なんだかちょっと説教くさいのです。
全体のペーソスとして、「在日コリアンの苦しみを知れ」という主張が強く出すぎている感があります。前作の主張では足りないという製作側の意図でしょうか?
もちろん、在日コリアンの歴史や生活に目を向けない「日本人」が多いかもしれない。
前作を観た友人が「何の話題をしてるのかイマイチわからない」とつぶやくほどに、日本人は無知です。そこに説教たれたい気持ちも理解できる。
でも、エンターテイメントの水準を保つからこそ、伝わるものもあるとも思うのです。
井筒監督お得意の若さゆえの行き場のない暴走が見たかった。『岸和田少年愚連隊』にも見える、言葉はいらない爽快感がほしかった。
それが歴史と民族を浮き彫りにして、涙するひとも多かっただろうにと思うのです。
また、なにより、キャストの魅力半減。
『LOVE&PEACE』ではアンソンを井坂俊哉、キョンジャを中村ゆり、日本人友人を藤井隆。悪くはない。下手でもない。だけど、なんだかパンチに欠けるのです。この役者じゃないとダメ、という気持ちにはなれません。
前作の高岡蒼佑の男らしさ、沢尻エリカの透明感(&むっちりバディ)、塩沢瞬のけなげさ。アーンド、3人のビジュアルの良さには、とてもじゃないけど追いついていない。
そのうえオダギリジョー、真木よう子など、脇キャラが個性的な前作と比較すると、『LOVE&PEACE』はあまり印象的な脇役さんはいないのですよね。有名役者さんがこれほど出演しているのに。
そのなかで、お母さん役のキムラ緑子さんは良かったかな。演技達者です。
それと、わがイチオシの子役・今井悠貴くん!
この子は本当にいい役者さんです。阿部サダヲにそっくりな顔で、流行の子役さんがたに比べて決してビジュアル系とは言えませんが、ギャグも泣きも怒りもすべて上手です。
まだ出演本数こそ少ないですが、たぶん伊藤淳史的な成長を見せてくれますので、青田刈りが大好きな人は要チェックですよ。
読んでいただいて感謝です♪
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ストーリーを読みたい方は・・・・・ →→→→
【パッチギ!LOVE&PEACE あらすじ】
1974年、東京。
在日コリアンのアンソン一家は、アンソンの息子チャンスの治療のため、京都から上京して、叔父宅に居候をしていた。ある日、朝鮮高校生と日本の大学生の乱闘に巻き込まれ、負傷した国鉄職員・佐藤と親しく付き合うようになる。
相変わらずの貧乏生活で、チャンスの治療費の目処がたたない。アンソンと佐藤は、韓国との密貿易を策略する。しかしそれも日本警察に見つかり、アンソンを逃がすため、佐藤はひとりで警察に捕まり、黙秘を続ける。
アンソンの妹キョンジャはホルモン屋で芸能界にスカウトされ、チャンスの治療費の捻出のために、彼女は芸能界にデビューするようになる。実は在日が多い芸能界だったが、みんなが素性を隠しており、偏見を感じてキョンジャは閉塞感にとらわれてしまう。
そのなかでやさしくしてくれた先輩スターと恋仲になるキョンジャであったが、恋人の差別的な発言に涙する。その反動でトップスターをめざすことを決意したキョンジャは、プロデューサーと一夜をともにし、大型映画のヒロインに抜擢される。
しかし、その映画は戦争を美化するものだった。
強制徴兵された父の苦難を思い、キョンジャは制作発表の日、その心情を観客の前で吐露する。キョンジャを非難し、差別的発言をする日本人観客と在日コリアンたちが大乱闘となる。キョンジャは釈放された佐藤に救い出され、家族の下に帰る。
治療の目処は立たなかったが、果敢に自転車にチャレンジするチャンスを見つめ、アンソン一家と佐藤は、幸せを実感するのだった。
パッチギ! LOVE&PEACE@映画生活
2007年日本。井筒和幸監督。李鳳宇製作。出演:井坂俊哉、中村ゆり、藤井隆
前作『パッチギ!』の6年後の東京で、アンソン・キョンジャ一家のその後を描く。
在日コリアン2世のアンソンの息子・チャンスが不治の病に罹った。治療の費用を稼ぐために、アンソンは裏商売に手を出し、キョンジャは差別だらけの芸能界に入る。強制連行されて来日した父の記憶と、彼ら兄妹の生き様が重なり、在日として生きるとは何かをより深く描いていく。
前作『パッチギ!』と比べると、どうしても格下に思えます。
前作は、脚本、演出、役者の魅力、音楽・・・それぞれがバランスよく、見事に主題をかたちづくっていました。エンタメとしても、社会提起としても非常に優れた作品で、当時の映画賞を総ナメしたのも当然というべき映画の金字塔。私も大好きな作品です。
今回の『パッチギ!』は、なんだかちょっと説教くさいのです。
全体のペーソスとして、「在日コリアンの苦しみを知れ」という主張が強く出すぎている感があります。前作の主張では足りないという製作側の意図でしょうか?
もちろん、在日コリアンの歴史や生活に目を向けない「日本人」が多いかもしれない。
前作を観た友人が「何の話題をしてるのかイマイチわからない」とつぶやくほどに、日本人は無知です。そこに説教たれたい気持ちも理解できる。
でも、エンターテイメントの水準を保つからこそ、伝わるものもあるとも思うのです。
井筒監督お得意の若さゆえの行き場のない暴走が見たかった。『岸和田少年愚連隊』にも見える、言葉はいらない爽快感がほしかった。
それが歴史と民族を浮き彫りにして、涙するひとも多かっただろうにと思うのです。
また、なにより、キャストの魅力半減。
『LOVE&PEACE』ではアンソンを井坂俊哉、キョンジャを中村ゆり、日本人友人を藤井隆。悪くはない。下手でもない。だけど、なんだかパンチに欠けるのです。この役者じゃないとダメ、という気持ちにはなれません。
前作の高岡蒼佑の男らしさ、沢尻エリカの透明感(&むっちりバディ)、塩沢瞬のけなげさ。アーンド、3人のビジュアルの良さには、とてもじゃないけど追いついていない。
そのうえオダギリジョー、真木よう子など、脇キャラが個性的な前作と比較すると、『LOVE&PEACE』はあまり印象的な脇役さんはいないのですよね。有名役者さんがこれほど出演しているのに。
そのなかで、お母さん役のキムラ緑子さんは良かったかな。演技達者です。
それと、わがイチオシの子役・今井悠貴くん!
この子は本当にいい役者さんです。阿部サダヲにそっくりな顔で、流行の子役さんがたに比べて決してビジュアル系とは言えませんが、ギャグも泣きも怒りもすべて上手です。
まだ出演本数こそ少ないですが、たぶん伊藤淳史的な成長を見せてくれますので、青田刈りが大好きな人は要チェックですよ。
読んでいただいて感謝です♪
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【パッチギ!LOVE&PEACE あらすじ】
1974年、東京。
在日コリアンのアンソン一家は、アンソンの息子チャンスの治療のため、京都から上京して、叔父宅に居候をしていた。ある日、朝鮮高校生と日本の大学生の乱闘に巻き込まれ、負傷した国鉄職員・佐藤と親しく付き合うようになる。
相変わらずの貧乏生活で、チャンスの治療費の目処がたたない。アンソンと佐藤は、韓国との密貿易を策略する。しかしそれも日本警察に見つかり、アンソンを逃がすため、佐藤はひとりで警察に捕まり、黙秘を続ける。
アンソンの妹キョンジャはホルモン屋で芸能界にスカウトされ、チャンスの治療費の捻出のために、彼女は芸能界にデビューするようになる。実は在日が多い芸能界だったが、みんなが素性を隠しており、偏見を感じてキョンジャは閉塞感にとらわれてしまう。
そのなかでやさしくしてくれた先輩スターと恋仲になるキョンジャであったが、恋人の差別的な発言に涙する。その反動でトップスターをめざすことを決意したキョンジャは、プロデューサーと一夜をともにし、大型映画のヒロインに抜擢される。
しかし、その映画は戦争を美化するものだった。
強制徴兵された父の苦難を思い、キョンジャは制作発表の日、その心情を観客の前で吐露する。キョンジャを非難し、差別的発言をする日本人観客と在日コリアンたちが大乱闘となる。キョンジャは釈放された佐藤に救い出され、家族の下に帰る。
治療の目処は立たなかったが、果敢に自転車にチャレンジするチャンスを見つめ、アンソン一家と佐藤は、幸せを実感するのだった。
パッチギ! LOVE&PEACE@映画生活




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