半径723mmの鑑賞録
 歴史好きな舞台女優による「古今東西、美しいもの」の鑑賞録です。 最新流行を追わなくても、「いいものは、いい」。 それを、きちんと形に残していければいいな。 ※ネタバレ注意※
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ハンナのかばん
2008/02/15(金)
 公演記録を書くつもりが、原稿が仕上がらなかったので、本のレビューを。
 2月14日はマネージャーのゆりさんの誕生日なので、彼女に紹介された本。


 アウシュビッツで虐殺されたユダヤ人と言えば最も有名なのがアンネ・フランクですが、この物語は同じく少女で、しかもアウシュビッツに到着直後にガス室送りになった少女の話です。
 アンネ・フランクが終戦直前のアウシュビッツで数ヶ月生き延びたのを知っていたぶん、いくぶん戦況ゆるやかな時季にも関わらず、あっけなくガス室に消された命を見ると、ホロコーストの恐ろしさをいっそう実感します。

 アンネ・フランクが15歳で収容所入りだったのに対し、ハンナは13歳
 アウシュビッツでは幼少の子どもは即刻ガス室送りと決まっていました。運命の分かれ目も厳しいものです。移送元の収容所でハンナは「子ども」区分されていましたので、その時点ですでに運命が決まっていたのかもしれませんが。


 興味深いのが、主人公ハンナが意外にも日本とつながるドキュメンタリー。
 読むと、日本が舞台になっているぶん、どのホロコーストの話より身近に感じます。

 ストーリーは2層仕立てになっていて、
①1930~40年代のチェコスロバキア。ハンナの生い立ちからアウシュビッツでの死まで。
②現代の日本。アウシュビッツから届いた遺品のかばんの持ち主を探し出す旅。
 この2本の物語が、最後に感動的な出会いとして集結します。
 
 先は読めるんだけど、事実は小説より奇なり。
 ノンフィクションで、このラスト。実に良かった。

 平和がだいじ。命が大事。
 素直にそう思える本です。


 ☆来日したハンナの兄ジョージの言葉が胸につまります。
   NPO法人ホロコースト教育資料センター HP
   http://www.ne.jp/asahi/holocaust/tokyo/new_page_10.htm


   読んでくださって感謝します!
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ハンナのかばん



 ストーリーを読みたい方は・・・・→→→

 東京のホロコースト教育資料センターに届いた、アウシュビッツ資料館からのかばん。そこには「ハンナ・ブレイディ。孤児」と記されていた。ハンナとはどんな少女だったのか。
 彼女が最初に送られたテレジン収容所を突き止め、そこからハンナの描いた絵5点を取り寄せた。現地に飛んで名簿を調べ、彼女に3歳年上の兄がおり、生き延びて解放されたことを突き止める。ただちにチェコに移動し、生存者を探し当て、運良くハンナの兄の連絡先を得るのだった。

 ハンナは1931年にチェコスロバキアで生まれた普通のユダヤ人の少女だった。ドイツの反ユダヤ人政策は8歳ごろには身近なものになり始め、学校に通えなくなり、移動が制限された。
 ある日突然、母親に翌日には収容所に出頭するよう通達が下った。外出時にはユダヤの星をつけるようになった頃、警察はいきなり父親をも連れ去っていった。孤児となったハンナと兄ジョージは、叔母宅でひっそりと暮らし始めるも、兄妹にもテレジン収容所出頭の通達が届く。ハンナ11歳であった。
 少女用の房でハンナは監禁された。衣食住には劣悪な環境であったが、テレジンはゆるやかな自治が認められた収容所であったため、彼女はこっそりと絵や裁縫を習うこともできた。時には別房に住むジョージとも過ごせた。しかし、1944年、兄はアウシュビッツ送りが決定した。
 その1月後にはハンナ自身もアウシュビッツ送りが命令される。幼いハンナは兄と会える喜びに胸をふくらませた。過酷な輸送列車に揺られたのち、アウシュビッツに着いたハンナは、テレジンで仲よく過ごした少女たちとともに、ガス室に入れられる。

カナダに住むジョージは、日本からの手紙に驚く。ずっと探していた妹のかばんが日本にあるとは!
そしてジョージは、東京のホロコースト教育資料センターで、ハンナのかばんと再会する。

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